カナダの名物料理/レストランの基礎知識

カナダ·
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レストランの種類

高級レストランはフレンチやイタリアン、カナダ料理などが多く、ディナーで$40~とそれほど高くはない。カナダでは高級レストランでもドレスコードはほとんどない。破れているジーンズやよれよれのTシャツ等さえ避ければ、ほぼどんなレストランでも入店を断られることはない。

カナダにはマクドナルドやKFC、スターバックスコーヒーなど日本でお馴染みのファーストフード店やコーヒーショップがたくさんある。カナダ生まれのコーヒーショップといえばティムホートンやセカンドカップが有名。大都市のショッピングセンターにはフードコートがあり、中華やタイ、インド、イタリアンなどの様々な料理を食べることができる。値段もリーズナブルなので旅費を節約したい方におすすめ。

カナダで有名なレストランチェーン店

Tim Hortons(ティム・ホートンズ): カナダ発祥のコーヒー・ドーナツチェーン店。朝食メニューなども充実しており、カナダ国民的な人気を誇っています。

Swiss Chalet(スイス・シャレー): ローストチキンが人気のチェーン店。ソースやサイドメニューなども種類が豊富で、カナダ全土に店舗を展開しています。

Boston Pizza(ボストン・ピザ): カナダ発祥のピザ・パスタ・ステーキなどが楽しめるレストランチェーン。多数のテレビ画面が設置されており、スポーツ観戦にもおすすめです。

Harvey’s(ハービーズ): カナダ発祥のバーガーチェーン。注文時に好みのトッピングを選ぶことができ、ハンバーガー・チキンバーガーなど様々なメニューがあります。

Earls Kitchen + Bar(アールズ・キッチン+バー): カジュアルな雰囲気の中で、ステーキやシーフードなどを楽しめるレストランチェーン。カナダだけでなく、アメリカやアジアなどでも展開しています。

各地の名物料理

プーティン(Poutine):ケベック州発祥のフレンチフライにグレービーソースとチーズカードをかけた料理。カナダ全土で人気があります。

カナダは広大な国土を持つ多様な地域からなるため、地域ごとに異なる名物料理があります。以下に、カナダの地域ごとの代表的な名物料理をいくつか紹介します。

プーティン(Poutine):ケベック州発祥のフレンチフライにグレービーソースとチーズカードをかけた料理。カナダ全土で人気があります。

ナンキングチキン(Nanaimo Bars):ブリティッシュコロンビア州発祥のお菓子。チョコレート、クッキー、ココナッツ、バタークリームの層が重なったものです。

シーフードチャウダー(Seafood Chowder):アトランティック海岸に面した地域で食べられるシーフード入りのスープ料理。ニューファンドランド・ラブラドール州やノバスコシア州などで人気があります。

ベイクドサーモン(Baked Salmon):ブリティッシュコロンビア州などで食べられるサーモンの料理。ハチミツやマスタードを使ったソースで味付けされ、オーブンで焼き上げられます。

バタータルト(Butter Tart):オンタリオ州発祥のスイーツ。パイ生地の中にバターや砂糖、卵、メイプルシロップなどが入ったもので、クリームを添えて食べることもあります。

ブリティッシュコロンビア州(Province of British Columbia)

カナダのブリティッシュコロンビア州は、山や海に囲まれた自然豊かな地域で、地元の新鮮な食材を活かした料理が人気です。以下に、ブリティッシュコロンビア州の代表的な名物料理をいくつか紹介します。

サーモン(Salmon):ブリティッシュコロンビア州は、サーモンの漁業が盛んな地域で、新鮮なサーモンを使った料理が多くあります。焼いたり、燻製にしたり、シチューにしたりと、さまざまな料理で楽しむことができます。

ジビエ(Meat from wild game):ブリティッシュコロンビア州の山岳地帯には、鹿やエルク、ヒグマなどの野生動物が生息しており、ジビエの料理が楽しめます。ステーキやシチュー、ソーセージなど様々な料理があります。

バターチキン(Butter Chicken):ブリティッシュコロンビア州のビクトリア市は、カナダ国内でインド料理が最も人気がある地域のひとつです。中でもバターチキンは、ブリティッシュコロンビア州の代表的なカナダ・インド料理として知られています。

ビール(Beer):ブリティッシュコロンビア州は、カナダ国内でもっとも多くのクラフトビール醸造所がある地域のひとつです。地元で醸造されたビールを味わうことができます。

ナンキングバー(Nanaimo Bars):ブリティッシュコロンビア州発祥のデザートで、バター、グラハムクラッカー、ココナッツ、チョコレートなどを組み合わせたお菓子です。カフェやスーパーマーケットでも手軽に入手できます。

アルバータ州(Province of Alberta)

ステーキ(Steak):アルバータ州は、肉牛の飼育に適した気候や土地条件が整っており、高品質なステーキが味わえます。

カナダのアルバータ州は、肉牛が盛んな地域で、代表的な名物料理には、牛肉を使った料理が多くあります。以下に、アルバータ州の代表的な名物料理をいくつか紹介します。

ステーキ(Steak):アルバータ州は、肉牛の飼育に適した気候や土地条件が整っており、高品質なステーキが味わえます。ビーフステーキはもちろん、ブッチャーカットやトマホークステーキといった贅沢なメニューも人気です。

バーガー(Burger):アルバータ州では、手ごろな価格で美味しいバーガーを食べることができます。ハンバーガーチェーン店やローカル店舗が多数あり、地元の食材を使ったバーガーが楽しめます。

ビーフ・ディップ(Beef Dip):アルバータ州では、ビーフ・ディップというサンドイッチが人気です。スライスしたローストビーフを入れたフレンチディップサンドイッチに、オース・ジュスと呼ばれる肉汁のようなソースをつけて食べます。

ピーマンのクラムチャウダー(Stuffed Pepper Soup):アルバータ州の農場では、ピーマンが栽培されており、ピーマンを使った料理が多くあります。中でもピーマンのクラムチャウダーは、地元のレストランでよく見かけるスープの一つで、濃厚な味わいが特徴です。

オンタリオ州(Province of Ontario)

カナダのオンタリオ州は、様々な文化的背景を持った人々が暮らしている多様な地域であり、多彩な料理が楽しめます。以下に、オンタリオ州の代表的な名物料理をいくつか紹介します。

バタータルト(Butter tart):カナダで最も有名なデザートの一つで、オンタリオ州が発祥の地とされています。中には砂糖やメープルシロップ、バター、卵などを詰めた小さなタルト生地に、ナッツやレーズンを入れることが一般的です。

プーティン(Poutine):カナダの代表的なストリートフードの一つで、フレンチフライにグレービーソースとチーズカードをかけた料理です。オンタリオ州でも多くのレストランで提供されています。

モントリオールスタイル・ベーグル(Montreal-style bagel):オンタリオ州にも多くのユダヤ人が住んでおり、モントリオールスタイルのベーグルが人気です。通常のベーグルよりも甘みがあり、密度が詰まっていて、ハチミツやシロップでコーティングされています。

ブリトー(Burrito):オンタリオ州では、ラテンアメリカやメキシコ料理が人気で、中でもブリトーは多くのレストランで提供されています。トウモロコシトルティーヤに米や豆、チーズ、野菜などを詰めた料理で、大きなサイズが特徴です。

ケベック州(Quebec)

ケベック州ではやはりフランス料理のレストランが多い。パンではベーグルのほか、クロワッサンやバゲットも人気があり、おいしいパン屋さんがたくさんあるのも特徴。チーズや野菜、ハムなどを挟むクレープはケベック・シティの定番。伝統的なケベック料はハーブを利かせたミートボールや豆のスープ、ミートパイなど。ケベック・シティの旧市街のレストランやオルレアン島の農家などで味わえる。

アトランティックカナダ(Atlantic Canada)

大西洋のプリンス・エドワード島や、ノヴァ・スコシア州などでは、ロブスター、アトランティックサーモン、ムール貝、ほたて貝といったシーフードが揃う。特にロブスターは、カナダでもアトランティックカナダでした採れないので、ロブスターサパーと呼ばれる専門店で味わいたい。

極北

ジャコウウシ(マスコックス)やカリブー、イワナの仲間であるアークティックチャーが3大料理。また、イエローナイフでは無数の湖に生息する淡水魚もよく食べられる

カナダのアルコール

カナダには、ビール、ワイン、スピリッツ、そしてアイスワインといった様々な種類のアルコール飲料があります。以下に、それぞれの特徴について説明します。

ビール(Beer):カナダはビール生産量が多く、多数の地ビールが存在しています。代表的なブランドには、Molson、Labatt、Sleemanなどがあります。カナダのビールは、麦芽、ホップ、水を使用して作られ、口当たりが軽く、アルコール度数も比較的低いです。

ワイン(Wine):カナダのワイン産地は、主にオンタリオ州、ブリティッシュコロンビア州、ケベック州にあります。カナダのワインは、比較的新しい産業ですが、高品質なアイスワインが有名です。

スピリッツ(Spirits):カナダでは、ウイスキー、ラム、ジン、ブランデーなどのスピリッツも製造されています。カナダのウイスキーは、ライ麦を原料としているため、香りが強く、スムーズな口当たりが特徴です。

アイスワイン(Ice wine):アイスワインは、氷点下で凍結したブドウから作られるデザートワインで、カナダのオンタリオ州とケベック州で生産されています。アイスワインは、非常に甘く、フルーティーで、フルーツの芳香があります。

カナダでアルコール類を瓶ごと売っているのは、政府直営のリカーストアだけ(ケベックのみデパートやコンビニでも23:00まで購入できる)。ただし、カナダでは公園やバス、列車などの公共の場での飲酒は原則として禁止されているので注意しよう。アルコールの缶や瓶をむき出しにして持つことも禁止。

ビール(Beer)

カナダのビールといえば2大メーカー、モルソンMolsonとラバットLabattに代表される。どちらのビールも軽い口当たりが特徴で、喉越しがいい。つまみはフィッシュ&チップス。こんなところにもイギリスの文化が感じられる。フィッシュ&チップスはタラやオヒョウなどの白身魚のフライとフライドポテト。また、各州や土地によっての地ビールが飲めるパブ(Brew Pub,Brewing Co.)も増えている。

ワイン(Wine)

カナダのワインの生産地といえばブリティッシュコロンビア州のオカナガン地方とオンタリオ州のナイアガラ。どちらも、乾燥して日照時間長い夏の気候が、ワイン造りに最適とされている。

日本では認知度の低いカナダのワインだが、ヨーロッパの品評会などで数々の賞を受賞し、世界中で評価が高まっている。なかでもアイスワインは、世界でドイツ、オーストリア、カナダの3ヶ国でしか造られないという希少なもので世界にカナダのワインを認知させた。

ウイスキー(Whisky)

カナダではビールやワインが人気だが、忘れてならないのはウイスキー。カナディアンクラブ、クラウンロイヤルといった日本でも有名なふたつのウイスキー。はカナダ産のもの。中部大平原のライ麦から造られた琥珀色のウイスキーの味わいも格別。

その他知識

カナダのレストランで注意することは、基本的には他の国と同様に、マナーやエチケットを守ることです。以下に、カナダのレストランでのマナーについていくつか挙げてみます。

チップ:カナダでは、レストランでのサービスに対して、チップを渡すことが一般的です。一般的には、サービス料が含まれていない場合に、レストランの総額の10〜20%程度をチップとして渡します。

予約:カナダの人々は、時間を守ることが重要であるため、レストランの予約時間には遅れないように心がけましょう。また、予約の際には、人数や時間、特別なリクエストなどを伝えることが重要です。

ドレスコード:カナダの多くのレストランでは、ドレスコードがある場合があります。特に、ファインダイニングのレストランでは、ドレスコードが厳格になることがあります。事前に確認して、適切な服装で行くようにしましょう。

騒音:カナダのレストランは、多くが家族や友人との食事に利用されるため、比較的騒がしい場合があります。しかし、一部のレストランでは、静かな雰囲気が求められる場合があります。レストランの雰囲気や客層を事前に確認してから、行くようにしましょう。

ファミリーレストラン

安価でしっかりと食べたいのなら、カジュアルなファミリーレストランへ行こう。「KEG」「Milestones」「Earls」はカナダ全土にあるレストランチェーン店。「KEG」はステーキ「Milestones」と「Earls」はダイニング風の料理が多い。

カナダのマクドナルド

おなじみの「M」マークに小さなメイプルマークが描かれていることがある。ケベックではバンズの代わりにベーグルを使ったり、プリンス・エドワード島には季節限定のロブスターバーガーなどその地域のメニューも多い。

食べきれなかった料理

カナダの一般的なレストランでは、食べきれなかった料理を持ち帰ることができます。このような場合、レストランは一般的に、食べ残しを入れるためのテイクアウト用の容器を提供してくれます。カナダでは、フードウェイストを減らすために、食べ残しを持ち帰ることが奨励されています。ただし、ファインダイニングのレストランでは、持ち帰りができない場合があるので、事前に確認することが重要です。また、持ち帰りには、食品の安全性に関する規則があるため、レストランによっては、食べ残しの持ち帰りが制限される場合があります。

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