Paypalをハッキングされて20万円取られました。そして取り返しました

PayPal·
サムネイル画像

みなさんこんにちは!

久しぶりのブログです。

つい先週の土曜日にPaypal(ペイパル)から不審な請求があり、確認してみると 1529ユーロ(約21万円)が勝手に利用されていました。

原因はまったく不明ですが、誰かが勝手に僕のPaypalアカウントにログインをして勝手に買い物をしたようです。

数千円の被害だったら別にいいですが、さすがに21万円となると見過ごす訳にはいきませんので、Paypalに問い合わせて返金してもらうようにしました。結論から言いますと無事に返金してもらいました。

状況の確認

まずは状況の確認をします。Paypalにログインをして、具体的にどのような利用履歴があったかを確認します。

↓確認すると、ドイツに発送されているようです。悪質です。

↓さらに確認すると、 http://www.mediamarkt.de というドイツのオンラインショップで購入したことがわかります。勝手にPCでも購入したのでしょうか。。。

まずは問題解決センターにて問い合わせました

このような問題に対応するために、Paypalでは「問題解決センター」というものがあります。

未承認の請求や不審な請求に対して、申し立てができる仕組みです。ここで異議が認められると「PayPalの買い手保護制度」が認められて、返金してもらえるようになります。

詳しくはこちら→ https://www.paypal.com/jp/webapps/mpp/ua/useragreement-full#pp-purchase-protection

被害があった後すぐに、僕は「問題解決センター」にて問い合わせを行いました。明らかに自分の購入したものではないし、そもそもドイツのよくわからない住所宛の購入だったので、すぐに異議が認められて返金してもらえると思っていました。

結果は、「ケース終了」

まさかの異議が認められずに、ケースが終了してしまいました。ケースが終了すると、これ以上サイト上ではやりとりすることができません。僕は週明け月曜日を待ち、電話で直接サポートに問い合わせることにしました。

さすがにこの判断はおかしいです。

オンラインストアにも問い合わせました。

商品が発送されてからでは遅いので、すぐにそのオンラインストアに問い合わせをしました。ドイツのオンラインストアでしたが、翻訳機能を使って以下のように問い合わせをしました。 注文内容が特定できるように、日時、金額、住所もシェアしました。

↑これをドイツのオンラインストアのお問い合わせフォームにて送信を行いました。

数時間ご返事が返ってきたのですが、なんと返信内容は

当ストアにそのような内容の注文履歴はありません。

とのことでした。 注文があれば止めてもらいたかったですが、このような注文がないということでますます怪しいですね。

月曜日朝にPaypalに電話

こちらの記事にもあるように、個人的にはPaypalの対応はいいほうだと理解しているので、電話で問い合わせることにしました。ただ、事件発生したのが土曜日だったので月曜日の朝9時まで待つ必要がありました。

Paypalの電話番号が使えなくてログインできない時の対処法

朝になって、すぐにPaypalに電話で問い合わせました。

Paypalは日本語を話す外国人の方が対応することで有名ですが、今回対応してくれた方はとても日本語が上手な男性スタッフでした。

今回の問題について説明して、すでにオンラインストアに問い合わせたら「そのような注文はない」という旨も伝えました。

そしたらスタッフさんが再度調査をしてくれて、海外から不正にアカウントにアクセスがあったことを教えてくれました。これにより、再度申し立てを検討してくれるということでしたので、一旦電話を切って判断を待ちました。

待つこと30分…..

↓結果、無事に支払いが未承認のもとと判断してくれました。お金も無事に返金されました!

取り敢えず無事に返金されてよかったですが、今後同様の問題がないようにパスワードを変更して、2段階認証も有効にしました。

今回の原因と今後の対策

結局具体的な原因は不明でしたが、恐らくパスワードを全然変えていなかったことが原因かと思います。Paypal利用当初から使っていた割と短いパスワードを使っていたので、今回複雑なものに変更しました。

また仕事上、色々な海外のサイトにアクセスすることが多いのでその中で何かしらのマルウェアなどに感染してしまったのかなと思います。(しっかりとPCはクリーンアップしました。)

今回の事例について

今回の詐欺があった時にまず調べたのが mediamarkt.de というサイトです。これはドイツの大手通販サイトなのですが、このサイトとPaypalについて調べてみるといくつか同様のフィッシング詐欺の事例を見つけました。

↓サイトは日本語に翻訳したものです。

上記のように、海外の方も勝手にPaypalアカウントを使われて mediamarkt.de で商品を購入されているということがわかりました。

日本での事例は確認できませんでしたが、もし被害にあった方は上記の方法で対応すれば返金されると思いますので、参考にしていただければ幸いです。

二段階認証(2-step verification)を設定しよう

2023年現在、Paypalでは二段階認証を設定できるようになっています。

これを設定することで、メールアドレスとパスワードだけではログインすることができず、アプリの認証がないとログインすることができなくなるのでハッキングの可能性が限りなくゼロになります。

Paypalの設定画面から行うことができるので、ハッキングされる前に必ず設定しておきましょう!

Paypalをハッキングされましたが、返金できますか?
Paypalには「問題解決センター」があるので、そこから申し立てをすることができます。
申し立てをしましたが、ケース終了となってしまいました。
状況をしっかりと説明しないと「ケース終了」と判断されてしまいます。その場合は、電話にてサポートに伝えることが大事です。
🔥 同じカテゴリーの記事
最終更新日

広告