ShopifyでECサイトを運営していると、商品画像やバナー画像、PDFなど、さまざまなファイルをアップロードする機会があります。
例えば、次のような場面です。
- 商品ページに掲載する商品画像
- トップページのバナー画像
- コレクションページの画像
- ダウンロード用のPDFファイル
これらのファイルは、Shopifyの管理画面にある 「ファイル管理」機能 で一括して管理することができます。

Shopifyのファイル管理は、単に画像一覧を確認するだけの機能ではありません。
実際には次のようなことが可能です。
- ファイルの検索や絞り込み
- 画像のサイズ変更やトリミング
- 背景削除などのAI画像編集
- 画像の置き換え(使用箇所を一括更新)
特に画像の置き換え機能などは、ECサイトを運営していると非常に便利な機能です。 例えば、商品画像を変更したい場合でも、Shopifyなら一箇所で更新するだけで、サイト全体の画像をまとめて変更することができます。
この記事では、Shopifyの管理画面にある ファイル管理機能の基本的な使い方と便利な活用方法 を順番に解説していきます。
メモ
2026年の Sidekick のAI機能に対応している最新情報です!
Shopifyのファイル一覧を確認する方法
Shopifyにアップロードした画像やファイルは、管理画面からいつでも確認することができます。 まずは、ファイル一覧の開き方を見ていきましょう。
Shopifyの管理画面で、次のメニューに進みます。
「コンテンツ」 → 「ファイル」
このページを開くと、これまでストアにアップロードしたファイルの一覧が表示されます。

ここには、例えば次のようなファイルが表示されます。
- 商品ページで使用している商品画像
- コレクションページの画像
- トップページのバナー画像
- PDFなどのダウンロード用ファイル
つまり、Shopifyストア内で使用している多くのメディアファイルが、この画面でまとめて管理されているというイメージです。
この一覧画面からは、ファイルを確認するだけでなく、
- ファイルの検索
- ファイルの絞り込み
- 並べ替え
- 新しいファイルのアップロード
- 画像の編集
といった様々な操作を行うことができます。
まずはこの 「ファイル一覧ページ」 が、Shopifyのメディア管理の中心になる画面だと覚えておきましょう。
ファイルの検索
Shopifyのファイル管理画面には、検索機能も用意されています。
画面上部にある 検索バー を使うことで、目的のファイルをすぐに見つけることができます。

検索は、他のShopify管理画面と同じように簡単に使うことができ、次のような情報をもとにファイルを探すことができます。
- ファイル名
- 画像が使用されている商品名
- 関連するキーワード
例えば、商品名を入力すると、その商品ページで使用されている画像を見つけることができます。 また、ファイル名の一部だけを入力して検索することも可能です。
ストアを運営していると、画像の数がどんどん増えていきます。 そのため、ファイル名をすべて覚えていなくても、この検索機能を使うことで目的のファイルをすぐに見つけることができます。
特に商品数が多いストアでは、ファイルを探す時間を大きく短縮できる便利な機能です。
ファイルの絞り込み
Shopifyのファイル管理画面では、絞り込み(フィルター)機能を使ってファイルを探すこともできます。

ファイル一覧の上部にあるフィルターを使うことで、次のような条件でファイルを絞り込むことが可能です。
- ファイルサイズ
- ファイルタイプ(画像・動画など)
- 使用場所(どこで使われているか)
例えば、 「画像ファイルだけを表示したい」 「大きなファイルだけ確認したい」 といった場合に、この絞り込み機能を使うと簡単に目的のファイルを探すことができます。
特に、ファイル名が分からない場合でも、 「画像」「サイズ」「使用場所」などの条件から絞り込むことで、目的のファイルを見つけやすくなります。
ストアを運営していると、アップロードする画像の数はどんどん増えていきます。 そのため、このような絞り込み機能を活用すると、ファイル管理がとてもスムーズになります。
ファイルの並べ替え
Shopifyのファイル管理画面では、ファイルの一覧を 並べ替え(ソート) することもできます。
並べ替えの項目として、主に次のような基準が用意されています。
- 日付
- ファイル名
- ファイルサイズ
例えば、日付で並べ替えをすると、最近アップロードしたファイルをすぐに確認することができます。 また、ファイル名で並べ替えをすれば、アルファベット順でファイルを探すことも可能です。
さらに、ファイルサイズで並べ替えを行うことで、容量の大きいファイルを確認することもできます。 画像サイズが大きすぎると、サイトの表示速度に影響することもあるため、定期的にチェックしておくと良いでしょう。
このように、並べ替え機能を使うことで、目的のファイルをより効率よく管理することができます。
ファイルのアップロード
Shopifyのファイル管理画面では、パソコンから直接ファイルをアップロードすることもできます。

ファイルをアップロードするには、画面右上にある 「ファイルアップロード」 ボタンをクリックし、パソコンからアップロードしたいファイルを選択します。すると、そのファイルがShopifyのファイル管理に追加されます。
また、より簡単な方法として ドラッグ&ドロップによるアップロード も可能です。 パソコン上で複数のファイルを選択し、そのままファイル管理画面にドラッグしてドロップすることで、一度にまとめてアップロードすることができます。
なお、Shopifyでは 一度に最大200個のファイルをアップロード することができます。 商品画像などをまとめて追加したい場合でも、この機能を使えば効率よくアップロードすることができます。
ストア運営では画像を扱う機会が多いため、このようなアップロード方法を覚えておくと作業をスムーズに進めることができます。
個別のファイルでできること
Shopifyのファイル管理では、アップロードしたファイルを一覧で確認するだけでなく、個別のファイルを編集することもできます。
特にECサイトでは商品画像などを扱うことが多いため、実際に管理するファイルのほとんどは画像になるケースが多いと思います。
Shopifyでは、アップロード済みの画像に対してさまざまな編集機能が用意されています。
ここでは、主な機能を順番に紹介していきます。
情報
ファイルをクリックすると、「情報」タブで画像の基本情報を確認・編集することができます。
ここでは主に次の2つの項目を設定できます。

名前(ファイル名)
ここでは、画像のファイル名を変更することができます。
ただし、Shopifyではファイル名に使える文字に少し制限があります。
- 基本的に 英数字が必要
- 日本語だけのファイル名はエラーになる
- 日本語を含めても、URLでは ハイフンなどに変換される
例えば次のようなイメージです。
観葉植物.jpg
↓
エラーplant-観葉植物.jpg
↓
plant----.jpg(のように変換)また、ファイル名を変更すると 画像URLも変更されます。
そのため、すでに商品ページやコレクションページなどで使用している画像の場合は、 URLが変わってしまう可能性があるため 基本的には変更しない方が安全です。
代替テキスト(ALTテキスト)
次に 代替テキスト(ALTテキスト) です。
これは、画像の内容を説明するテキストで、主に次のような目的で使用されます。
- SEO対策(検索エンジンが画像を理解するため)
- 画面読み上げソフト(アクセシビリティ)
この項目は 空欄でも問題ありません が、可能であれば簡単な画像説明を入力しておくと良いでしょう。
例えば商品画像であれば、次のような書き方が考えられます。
例
- モンステラの観葉植物
- 白い鉢に入ったサンスベリア
- リビングに置かれた観葉植物
なお、この代替テキストは 日本語でも入力することができ、 Shopifyのファイル検索でもヒットするようになります。
そのため、後から画像を探しやすくするという意味でも、余裕があれば設定しておくと便利です。
切り抜きと変形
Shopifyでは、アップロードした画像に対して 簡単な編集を行うこともできます。 その中でもよく使う機能が 「切り抜きと変形」 です。

この機能では、次のような画像編集を行うことができます。
- 画像のクロップ(切り抜き)
- サイズの調整
- 反転
- 回転
- ズーム
特に便利なのが、画像を 一定の比率にトリミングできる点です。 例えば、次のような比率に整えることができます。
- 正方形(1:1)
- 横長の画像(16:9)
- その他の比率

ECサイトでは、商品画像のサイズや比率がバラバラだと、ページの見た目が整わないことがあります。
そのため、この機能を使って 画像サイズを統一することで、サイト全体をきれいに見せることができます。
保存方法(上書き保存と新規保存)
画像を編集した後は、右上の 保存ボタンの「↓」アイコンから保存方法を選択することができます。

主に次の2つの保存方法があります。
保存(上書き保存) 現在の画像をそのまま上書きして保存します。
新規として保存 編集した画像を、新しいファイルとして保存します。
もし、その画像が まだどこにも使用されていない場合は、上書き保存でも問題ありません。
しかし、すでに
- 商品ページ
- コレクションページ
- バナー
などで使用している画像の場合は、上書き保存すると既存ページの画像も変わってしまいます。
そのため、そのような場合は 「新規として保存」 を選ぶことで、 既存の画像に影響を与えずに、新しい画像として保存することができます。
サイズ変更
Shopifyの画像編集機能には、画像のサイズを変更する機能も用意されています。

この機能を使うことで、アップロードした画像の 縦横サイズ(ピクセル)を調整することができます。 例えば、次のような場面で便利です。
- 画像サイズが大きすぎるので 小さくしたい場合
- サイトの表示速度を改善するために 軽い画像にしたい場合
- テーマに合わせて 画像サイズを統一したい場合
デフォルトでは、画像の縦横比は自動的に保たれる設定になっています。 そのため、例えば横幅のサイズを変更すると、縦のサイズも自動的に調整され、画像が不自然に伸びたり縮んだりすることはありません。
サイズ変更の画面を見ると、鍵のアイコン(ロックアイコン) が表示されています。 このアイコンは 縦横比のロックを意味しています。
もしこのロックをクリックすると、縦横比の固定を解除することができます。
ただし、縦横比を解除してしまうと、画像が横に伸びたり縦に潰れたりする可能性があるため、通常はロックをしたまま使用することがほとんどです。
特殊なケースとして、デザインの都合などで 縦または横だけサイズを変更したい場合に、ロックを解除して調整することもできます。
描写
次に「描写」という機能です。

この機能では、画像の上に マウスを使って直接文字や線を書くことができます。 例えば、画像にメモを書いたり、簡単なイラストや線を追加することが可能です。
描写ツールでは、次のような設定を変更できます。
- 色の変更
- ペンの太さ
そのため、簡単な注釈を入れたい場合などに利用することができます。
ただし、ECサイトの運営では、商品画像に直接文字を書き込むことはあまり多くありません。 そのため、この機能は必ずしも頻繁に使うものではありませんが、簡単な編集を行いたい場合には便利な機能です。
背景色(AIによる背景削除)
Shopifyの画像編集機能には、背景を自動で削除するAI機能も用意されています。 編集画面の 「背景色」 を選択すると、ShopifyのAIが画像を分析し、被写体を認識して背景を自動的に削除してくれます。
例えば、商品写真の背景に余計なものが写っている場合でも、この機能を使うことで、被写体だけを切り抜いた画像を作ることができます。

自動背景削除の精度は、画像の内容によって多少変わりますが、背景がシンプルな画像であれば比較的きれいに切り抜くことができます。
背景が削除された後は、好きな背景色を選択することができます。 画面に表示されるカラーパレットから色をクリックするだけで、その色の背景に変更されます。

ECサイトでは、商品画像は 白背景 にすることが多いため、この機能を使って背景を白に整えるケースがよくあります。
もちろん、白以外にも様々な色を選択できるため、サイトのデザインに合わせて背景色を変更することも可能です。
AI生成
最後にご紹介するのが AI生成機能です。
この機能は、ShopifyのAIを使って 画像を元に新しい画像を生成したり、内容を変更したりできる機能です。 ShopifyにはいくつかAI機能が用意されていますが、その中の一つとして画像編集にもAIが活用されています。
例えば、商品画像を開いた状態でAI生成機能を使うと、テキストで指示を出して画像を変更することができます。
例えば、次のような指示を出すことができます。
- 「背景をリビングルームに変更」
- 「背景を自然の風景に変更」
- 「テーブルの上に置かれているようにする」
実際に、例えば植物の鉢の画像に対して 「背景をリビングルームに変更」 と指示すると、AIがその内容に合わせて新しい画像を生成してくれます。

そして、数秒ほど待つと、AIが指示に沿った画像を作成します。

もし生成された画像がイメージと違う場合は、さらに追加の指示(プロンプト)を入力して調整することも可能です。
AI生成は、商品写真の背景を変更したり、より雰囲気のある画像を作ったりする際に役立つ機能です。 さまざまなプロンプトを試してみると、思いがけない面白い画像が生成されることもあるので、ぜひ色々試してみると良いでしょう。
フォーカルポイントについて
画像ファイルを開くと、画面の下の方に 「画像をクリックしてフォーカルポイントを設定します」 という表示があります。
フォーカルポイントとは、画像を表示するときの中心位置を指定する機能です。
ECサイトでは、テーマのレイアウトによって画像が自動的にトリミングされたり、表示サイズが変わることがあります。 その際に、画像の重要な部分が切れてしまうことがあります。
例えば、横長の画像を正方形で表示する場合、次のようなケースがあります。
- 商品が中央に表示されず、端が中心になってしまう
- 被写体が切れてしまう
このような場合に、フォーカルポイントを設定しておくと、画像のどこを中心に表示するかを指定することができます。
例えば、植物の写真であれば、植物の部分をクリックしてフォーカルポイントに設定することで、画像がトリミングされる場合でも、その部分が中心に表示されやすくなります。
ただし、この機能は 使用しているShopifyテーマや設定によっては反映されない場合もあります。 そのため、必ずすべての画像で設定する必要はありません。
基本的には、
- 被写体が中央に来てほしい画像
- トリミングで被写体が切れてしまいそうな画像
など、必要な場合だけ設定すれば問題ありません。
なお、フォーカルポイントについては別の記事で詳しく解説していますので、興味のある方はそちらも参考にしてみてください。
Shopifyの画像フォーカルポイントとは?初心者にもわかる完全解説
画像の置き換え
最後に、Shopifyのファイル管理で便利な機能をご紹介します。 それが 画像の置き換え機能 です。
例えば、商品画像が古くなったので、新しい画像に変更したい場合を考えてみましょう。 その画像が商品ページだけでなく、コレクションページやバナーなど、複数の場所で使われていることもあります。
通常のサイトであれば、それぞれのページを開いて、古い画像を削除して新しい画像を設定する必要があり、少し手間がかかります。
しかしShopifyでは、画像の置き換え機能を使うことで、ファイル管理画面から新しい画像をアップロードするだけで、 その画像を使用しているすべての場所を 自動的に新しい画像に置き換えることができます。
この機能を使うことで、画像の更新作業をとても簡単に行うことができます。

こちらのように、置き換えたい画像にマウスをのせて、 「置き換える」のボタンをクリックします。 あとは、パソコンから新しい画像をアップロードすることで、自動的に古い画像が新しい画像に置き換えられます。 個別でひとつづつ画像を商品ページなどから置き換える手間がなくなるのでとても便利です
まとめ
今回は、Shopifyのファイル管理機能についてご紹介しました。Shopifyでは、管理画面の「コンテンツ → ファイル」から、これまでアップロードした画像やファイルを一覧で確認し、検索や絞り込み、並べ替えなどを使って効率よく管理することができます。さらに、ファイルのアップロードだけでなく、画像のトリミングやサイズ変更、背景削除、AI生成などの編集機能も利用できるため、簡単な画像編集であれば外部ツールを使わずにShopify内で完結することも可能です。
また、フォーカルポイントの設定や画像の置き換え機能など、ストア運営を効率化するための便利な機能も用意されています。特に画像の置き換え機能は、複数のページで使用している画像を一括で更新できるため、ストアを運営していく中で役立つ場面が多いでしょう。
Shopifyでは商品画像やバナー画像など、多くのメディアを扱うことになるため、こうしたファイル管理機能を理解しておくことで、日々のストア運営をよりスムーズに進めることができます。ぜひ実際の管理画面で操作しながら、今回ご紹介した機能を活用してみてください。

