🧭 Umamiのファネルとは?
ファネル(Funnel) とは、ユーザーがサイト内でどのような流れ(ステップ)をたどって最終的な「コンバージョン(目的達成)」に至るのか、 またその途中でどのくらいの人が離脱したのか(ドロップオフ率)を可視化する機能です。
これにより、
- ページやイベントごとの到達率・離脱率を確認できる
- どのステップでユーザーが離脱しているかを把握できる
- サイトの改善ポイント(UI/UXや導線設計)を見つけられる
といった分析が可能になります。
⚙️ 仕組み
ファネルでは、指定した順番でユーザーが特定のページやイベントを順番通りに完了した場合のみ、「コンバージョン」としてカウントされます。 途中で別のページに寄り道してもOKですが、最終的に指定した順序でステップを完了する必要があります。

設定項目(Parameters)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| Window(ウィンドウ) | ユーザーが次のステップに進むまでの制限時間(分単位)。この時間内に完了しないとコンバージョンとしてカウントされません。 |
| Steps(ステップ) | ファネル内の流れを定義する条件。最低でも2つ以上のステップを設定する必要があります。 |
ファネルの作成手順
Step 1: ファネルを追加
- Umamiの管理画面で「Add Funnel(ファネルを追加)」をクリック。
- 新しいファネル作成フォームが表示されます。
Step 2: 詳細を入力
- ファネル名やウィンドウ時間などを入力し、「Save(保存)」をクリックします。
Step 3: ステップを設定
- 「Add(追加)」ボタンをクリック
- ステップタイプを選択 - Viewed page(ページ閲覧) - Triggered event(イベント発火)
- 条件を入力(URLやイベント名など)
ステップ指定の種類
| 種類 | 内容 | 例 |
|---|---|---|
| Specific URL | 特定のURLを訪問した場合 | / や /checkout |
| Event | 特定のイベントを発火した場合 | live-demo-button |
| URL Wildcard | 指定したパターンに一致するURL | /docs*(= /docs/intro など) |
※ワイルドカードは「指定したパスで始まるURL」など柔軟な条件指定が可能です。
Step 4: ファネルを実行(Run Insight)
設定が完了したら、「Run Insight(分析を実行)」をクリックすると、 各ステップの到達数・離脱率・コンバージョン率がグラフで表示されます。


✏️ ファネルの編集・削除
- 一覧画面の各ファネルの右端「…(三点リーダー)」から Edit(編集) または Delete(削除) を選択できます。
💡 活用のコツ
- LP(ランディングページ) → サインアップ → 決済完了 のような導線の分析に最適
- イベントベース(例: 「ボタンクリック → フォーム送信 → サンクスページ」)も追跡可能
- ファネル分析結果をもとに、離脱ポイントの改善やコンバージョン率向上施策を考えましょう。
