フォーカルポイントとは、**画像の中で「絶対に見せたい部分」**を指定する機能です。
Shopifyでは、画面サイズやレイアウトに応じて画像が自動的にトリミングされますが、その際にどこを中心に残すかを決められるのがフォーカルポイントです。
- 人物の顔
- 商品のロゴ
- 靴やバッグなどの主役部分
こうした「ここが切れたら困る」という場所を、あらかじめ指定しておく仕組みだと考えるとわかりやすいです。

なぜフォーカルポイントが重要なのか
結論から言うと、レスポンシブ対応が前提のShopifyでは必須に近い機能です。
理由はシンプルで、
- PC(横長)
- スマホ(縦長)
- タブレット(中間)
これらすべてで同じ画像が違う比率で切り取られるからです。
フォーカルポイントを設定していない場合、
- モデルの顔が切れる
- 商品の一部しか見えない
- バナーの主役が画面外に消える
といった事故が普通に起きます。
これはテーマに依存しますが、多くのテーマで 様々な画像レイアウトの枠が用意されています。そこから表示したい部分がはみ出ないように設定しておくのがよいです
フォーカルポイントで何が制御されているのか
フォーカルポイントは「ズーム」や「拡大」をしているわけではありません。 トリミング時の基準点 を決めているだけです。
つまり、
- テーマが画像を拡大 → はみ出した部分をカット
- そのとき「この点を中心に残してね」と指定している
という役割です。
そのため、
フォーカルポイントを設定しても中央に見えないことがある
という公式の注意書きが出てきます。
これはテーマ側のトリミング仕様が優先されるためで、バグではありません。
具体的な活用シーン
1. スライドショー・ヒーローバナー
一番効果を実感しやすいのがここです。
- スマホで見ると人物の顔が切れる
- キャッチコピーの背景がズレる
こうした問題は、フォーカルポイント設定だけでほぼ解決します。
特に「人物写真 × 横長バナー」は必須です。
2. 商品画像(特に縦横比がバラバラな場合)
アパレル・雑貨系では、
- 商品は縦長
- グリッド表示は正方形
というケースが多く、上下が切れがちです。
- 靴 → 下側
- バッグ → 中央やロゴ
- 人物着用 → 顔や胸元
ここにフォーカルポイントを置くと、一覧表示の見栄えが一気に安定します。
3. モバイル優先のデザイン
最近のテーマはモバイルファーストです。
横長画像はスマホでは左右が切れます。 このとき、
- 人物が右寄り → 右側にフォーカルポイント
- 商品が下寄り → 下側にフォーカルポイント
とすることで、「スマホでの事故」を防げます。
フォーカルポイントの設定ルールと注意点
重要なポイントをまとめます。
- 画像1枚につきフォーカルポイントは1つだけ
- どこで使っても同じフォーカルポイントが適用される
- 商品ページ・バナー・ブログで共用される点に注意
- テーマが未対応の場合は機能しない
特に最後の点は重要で、無料テーマの対応バージョン以降でないと使えません。
フォーカルポイントを設定すべき人・しなくていい人
設定すべき人
- バナーやスライドショーを使っている
- モバイル表示を重視している
- 人物写真・商品写真が多い
- デザインが崩れるのが気になる
あまり必要ない人
- ロゴのみのシンプル構成
- 正方形画像だけで統一している
- 画像点数が極端に少ない
まとめ:フォーカルポイントは「保険」ではなく「前提」
フォーカルポイントは「細かい設定」に見えますが、実際は、
Shopifyで画像を使うなら最初から考えるべき前提条件
に近い機能です。
特に初心者ほど 「画像はちゃんとアップしたのに、なんか変」 という壁にぶつかります。
その原因の多くは、フォーカルポイント未設定+レスポンシブトリミングです。
画像にこだわるなら、 アップロード → フォーカルポイント確認 ここまでを1セットにするのがおすすめです。



