Thinkificの使い方/特徴/メリットデメリットを完全解説!

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こんにちは!Hodaです。

今回はThinkific(シンキフィック)を使ってオンラインサロンを作る方法やThinkificを使うメリット・デメリットについて詳しくご紹介したいと思います。基本的な構築方法などもまとめてご紹介しています。

↓ Thinkificの2024年版の最新レビューをアップしました!動画でもご覧ください(^^)

Tip

実際に、僕自身Thinkificの導入サポートやヘルプサポートなども行っておりThinkific自体はもう4年以上利用しています。公式サポートにも様々な質問をしており、Thinkificに関してはかなり精通しております。

Thinkific(シンキフィック)とは?

恐らくこのページをご覧の方はThinkificについてざっくりとご存じかと思います。しかし具体的に「Thinkificって何ができるの?」と思っている方も多いと思います。

Thinkific はオンライン コース プラットフォーム(LMS)です。講師に、コースの作成、マーケティング、販売のために設計された一連の機能を提供します。これらには、コース作成ツール、Web サイト ビルダー、マーケティングおよび販売スイート、学生エンゲージメント ツールが含まれます。

簡単に言うとUdemyのように自分で講座を作成してマネタイズをすることができるプラットフォームです。また、コミュニティ機能も備わっているのでオンラインサロンのような仕組みも構築することができるのが特徴です。

Thinkificの機能・できること一覧

Thinkificは非常に多くの機能を備えています。今回の記事で詳細まですべてをご紹介することはできませんが、主に以下の機能を備えている多用途で使えるプラットフォームです。

  • オンラインコース作成と販売
  • コミュニティ作成
  • サブスクリプション課金
  • メンバーシップ販売
  • Zoomと連携したウェビナー機能
  • クーポン
  • 柔軟な価格設定
  • ウェブサイトの作成とカスタマイズ(ホスティングサーバーは不要)
  • クイズレッスン機能
  • 生徒管理
  • 分析ツール
  • 独自ブランドのスマホアプリの公開
  • アップロードできる動画の保存容量無制限
  • マーケティングファネル作成
  • アフィリエイト機能
  • レベニューシェア機能
  • 修了証の発行

などなど

各機能については、記事の後半で詳しくご紹介したいと思います。

僕の紹介リンクからThinkificにご登録いただくと、無料で日本語訳テンプレートや初心者向けのチュートリアル講座をプレゼントしています!詳しくは以下のバナーをクリックしてご覧ください(^^)/

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Thinkificの登録方法

Thinkificには無料プランがあるので、クレジットカード不要で簡単に無料登録をすることができます。まずは Thinkific.com にアクセスをします。そして、 右上の「Get Started Free」をクリックします。

もし30日間の無料トライアルを試されたい方は、こちらのリンクから進み、メールアドレスを入力します。

コース作成方法

Thinkificを利用する方のほとんどはオンラインコース作成が主な目的だと思います。

Thinkificでは比較的簡単にオンラインコースを作成することができます。コースを作成する前に以下のものを用意・準備しておくとスムーズにコースを作成することができます。

  • コース内のレッスンの名前と説明文
  • 動画素材
  • 各レッスン内のテキスト
  • コースの販売価格情報
  • コースのサムネイル画像
  • コース紹介ページに表示したい項目

新規コースを作成するにはダッシュボードから Learning Products > Courses に進みます。

↓ コースの作成ページは以下のような画面になっており、タブでページを切り替えれるようになっています。基本的には左の「Curriculum」から進めていくのがよいです。

Curriculum(カリキュラム)作成

カリキュラム作成ページでは、コース内のレッスンを作成することができます。生徒に受講して欲しいコンテンツはここから追加・編集を行うことができます。

※ Thinkificには動画編集機能はありませんので、動画などは事前に編集したものを用意する必要があります。

チャプターの追加

まず、レッスンを追加する前にコースの大枠となるチャプター(Chapter)を作成する必要があります。チャプターは名前の通り「チャプター、一章二章」などのコンテンツを区切る大きなカテゴリーとなります。

コンテンツの数が少なかったり、チャプター分けする必要がない場合でも最低1個のチャプターを作成する必要があります。

レッスンの追加

チャプターを作成したら、その中にコンテンツであるレッスン(LESSON)を追加していきます。Thinkificの場合はプランに関わらず追加できるレッスンの数に上限はありません。

↓ Thinkificでは追加できるレッスンの数は以下のように豊富にあります。これもThinkificの特徴で、ただの動画コースだけでなくPDFを埋め込んだりクイズをレッスンとして表示することができます。またZoomと連携してビデオレッスンを行うことも可能です。

主に以下のようなコンテンツをレッスンとして追加できます。

  • 動画:動画レッスン(1動画あたり2GBまで)
  • PDF:PDFを埋め込み表示することが可能
  • テキスト:テキストや画像を表示することが可能
  • オーディオ:オーディオファイルをアップロードして再生することが可能(1ファイルあたり100MBまで)
  • ダウンロード:事前にアップロードしたファイルを、生徒にダウンロードしてもらうこと可能
  • Pプレゼンテーション:PDFファイルをプレゼン形式で表示可能。アップロードしたPDFファイルにThinkific内で音声を追加することができる
  • Multimedia:Google ドキュメント、Youtube等の外部サービスのコンテンツを埋め込みで表示できる
  • Live Lesson:Zoomと連携してZoomウェビナーをレッスンに埋め込むことが可能
  • Quiz:クイズ機能
  • アンケート:アンケート調査機能
  • Assignments:課題・宿題機能
  • 試験:Brilliumという試験ツールと連携して本格的な試験を作成できる

動画レッスンの作成方法

試しに動画レッスンを作成してみましょう。 Video を選択すると以下のような画面が表示されます。

  • Title:レッスンのタイトル
  • Videos from your library:動画を動画ライブラリーから選択するか、新規でPCからアップロードできます。(アップロード直後は処理に時間がかかります)
  • Add text(任意):動画の補足テキストを追加可能
  • Add downloads(任意):ダウンロードファイルを追加可能

また、以下のようなオプション(Lesson settings)もあります。

  • Make this a free preview lesson:無料登録してもらったユーザーだけが見れるコンテンツとして設定可能
  • Make this a prerequisite(STARTプラン以上):他のレッスンを受講したらアンロックされて見れるようにする
  • Enable discussions for this lesson:レッスンのコメントを有効/無効にする
  • Make this video downloadable:この動画をダウンロード可能にする

これで基本的な設定は完了です。最後にSAVEをクリックして保存します。

プレビューを見る

実際に作成したコンテンツが正しく表示されてるか確認すると良いです。

右上の目のアイコンをクリックすると、プレビューを確認することができます。目的に応じて3つのプレビューを確認できます。

  • CURRENT LESSON:現在のレッスンのプレビューを確認
  • ALL COURSE LESSONS:すべてのコースレッスンのプレビューを確認
  • COURSE AS AN ENROLLED STUDENT:入学済の生徒目線でコースを確認

Bulk importer(コンテンツの一括追加)

もし既に複数のレッスン動画をお持ちの場合は、 Bulk importer を使うことで動画のアップロードと講座の作成を一括で行うことができます。手作業でレッスンを作成して動画を毎回アップロードする手間を省くことができます。

Settings(コース設定)

Settingsでは、コースに関する設定を行うことができます。

Basic settings(基本設定)

  • Course Name:コースの表示名
  • Course URL:コースのURLスラッグ
  • Choose your instructor:コースの講師
  • Access(STARTプラン以上):プライベートコース(Private course)にすることで、このコースはコース一覧に表示されますが受講するには管理者の許可が必要になります。隠しコース(Hidden course)にすることで、コース一覧にコースが表示されなくなり、コースページのリンクを知っている人だけが購入することができるようになります。
  • Security

Course image & description

コースのサムネイル画像と説明文を設定可能

Course Player appearance(コースの外観)

動画コースのプレイヤーの外観を設定することができます。独自のロゴを透かしで表示したりすることも可能です。(STARTプラン以上)

Course progress & completion(進捗と完了設定)

  • Video lesson autoplay:レッスン動画を自動再生する
  • Video completion (%) required:動画を一定の%視聴しないと完了にならない
  • Disable chapter completion message:チャプターの完了メッセージを無効にする
  • Completion certificates:修了証
  • Custom completion page:コース完了メッセージをカスタマイズ

Page footer code

ページ内にカスタムコードを設置することが可能

SEO settings

コース紹介ページのSEO設定が可能。タイトルやキーワードをカスタマイズできる

Drip機能

ドリップ機能とは、水滴が垂れるようにコース内のコンテンツを少しずつ公開する機能です。

普通であれば購入した生徒はコース内のコンテンツをすべて見れる状態になっていますが、ドリップ機能を使うことで特定のチャプターを「受講から7日後に公開する」のように時間差で公開をすることができる設定です

Pricing

名前の通り、コースの販売価格を設定する機能です。

Pricing

Thinkificでは

  • 無料

  • 一回払い

  • サブスクリプション(メンバーシップ)(STARTプラン以上)

  • 毎月定額払い(STARTプラン以上)

の価格設定ができます。サブスクリプションなどの価格設定をする場合は、STARTプラン以上が必要になります。

有料コースを販売するには、支払いゲートウェイ設定を先に行う必要があります。(Paypal/Stripeが利用できます。)

また、STARTプラン以上にすることで一つのコースに対して複数の価格プランを付けることも可能です。(Set additional pricing)

After purchase(STARTプラン以上)

Modify text から各ワードをカスタマイズできます
Modify text から各ワードをカスタマイズできます

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Thinkificの利用料金・プラン価格

Thinkificの価格プランについてご紹介します。Thinkificには無料プランと有料プランがあり、各プランによって機能などが異なります。

Thinkificブランドを削除できる
Thinkificブランドを削除できる

また、このプランにすることで、生徒に一括でメール通知を送ることができるようになります。 Startプランでは一人ずつメールを送る必要がありましたが、このプランでは生徒に一括で同じメールを送信できます。スクールからのお知らせなどを効率よく配信することができます。

本格的にThinkificを利用する場合、最終的にこのプランに落ち着く方が多いです。

Expandプラン(月額499ドル)

ExpandプランはGrowの上のプランになりますが、できる機能としてはGrowプランと同じです。ただし、Growプランよりも各容量の上限が増えたプランになります。

ExpandプランとGrowプランの主な違いは以下になります。

GrowプランExpandプラン
コミュニティ数310
コミュニティ毎のSpace数20無制限
サイト管理者数25
コース管理者数515
シェアレベニューパートナー数310
1グループあたりの生徒数100無制限

Plusプラン(カスタム)

最上位のプランがPlusプランです。これは大企業向けのプランになっており、価格は規模によって変動します。

ThinkificのAPIを利用してシステムを構築するなど高度な連携をする場合のオプションとして存在しているプランです。

30日間の返金保証がある

Thinkificでは有料プランにしてから30日間以内であれば返金をしてもらえます。

もし有料プランにしたけどやっぱりキャンセルして返金したい場合は、Thinkificのサポートに問い合わせることでスムーズに返金処理をしてくれます。

価格表(2024年2月更新)

以下は最新のThinkificの価格表です。公式サイトの情報を日本語にして見やすくまとめています↓ (公式の価格表はこちら)

FreeBasicStartGrowExpandPlus
$0/月額$36/月額$74/月額$149/月額$374/月額Custom
■全体
公開可能なコース1無制限無制限無制限無制限無制限
コミュニティ111310無制限
コミュニティ当たりのスペース251020無制限無制限
生徒数無制限無制限無制限無制限無制限無制限
サイト管理者数11125無制限
コース管理者数--2515無制限
シェアレベニューパートナー--1310Unlimited
Thinkific App Store
■コース作成
コースビルダー
動画ホスティング
デジタルダウンロード
Scheduled content(コンテンツの予約公開)-
有料メンバーシップ--
修了証--
Private & Hidden コース機能--
Assignments--
クイズのランダム出題・クイズバンク機能---
Brillium との連携---
■コミュニティ
コミュニティ111310無制限
コミュニティ当たりのスペース251020無制限無制限
コースとコミュニティの連携
リッチテキストの使用
ウェブ通知機能
Live events
バンドル販売--
有料メンバーシップ--
■生徒管理
レッスンのコメント機能
生徒へのメール送信-1:11:1一斉送信一斉送信一斉送信
グループ機能--
1グループあたりの人数--50100UnlimitedUnlimited
Zoom連携--
■ウェブサイト関係
サイトビルダー
独自ドメイン-
高度なCSS/HTML編集--
Thinkificロゴを外す---
■決済関係
Order bumps
Affiliateレポート機能-
クーポン機能-
After purchase--
複数の価格設定--

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他のプラットフォームと比較:Thinkificの特徴

僕はよくKAJABI, teachable , Thinkific を比較することが多いですが、この3つの中でのThinkificの特徴をご紹介します。

【Good】コース数・生徒数が無制限

Thinkificはすべてのプランで登録できる生徒数が無制限です。もし大勢の生徒が登録するビジネスを検討されている場合、Thinkificの場合はその点は気にする必要はありません。

また有料プランにすれば作成できるコースの数が無制限になるのは大きなメリットです。 KAJABIやteachableの場合はプランによって作成できるコース数に上限があるので、コース数がどんどん増えていくビジネスの場合はThinkificがオススメです。

【Good】コース管理者アカウントの発行が可能

Thinkificは他の競合プラットフォームと違い「講師に自分でコースを作成してもらう」ということも可能です。講師専用のアカウントを発行することで、コース作成部分だけが見れるダッシュボードが用意されます。ここから講師は自分で動画をアップロードしたり、コンテンツを追加したりしてコースを作成できます。完成したコースは、最終的にサイト管理者のレビューを経て公開することができます。

【Good】レベニューシェア(収益分配)も可能

自分のコンテンツではなく、他の講師さんのコンテンツをThinkificで販売した場合、その売上金額を自動で計算してその講師の収益を計算することも可能です。 Share revenue という機能があるので、専用アカウントを発行することで他の講師さんの収益管理も楽になります。

Thinkificのデメリット・使いにくい点

他のプラットフォームと比較した時の、Thinkificのデメリットをご紹介します。

【Bad】ブランディングを外すのが高い

Thinkificでは上位のプランにしないとThinkificのロゴを外すことができません。ロゴを外すためには 月額199ドルのGrowプランにする必要があります。

【Bad】作成できるサイト(ページ)が若干チープ

Thinkificではページビルダーを使ってページを自由に作成できますが、使用できるブロックが限られているのでKAJABIと比べるとページがチープに感じる方もいらっしゃると思います。

KAJABIで作成したページ例 ➡ https://japan.mykajabi.com/

【Bad】メールマーケティングはできない

Thinkificには最低限のメール通知機能はありますが、ニュースレターやステップメールなどの「マーケティングメール」は配信する機能は備わっていません。もし行いたい場合は別のサードパーティーのツールと連携する必要があります。

もしメールマーケティングもスムーズに行いたい場合はKAJABIを使うことですべて一元化して行うことができます。

【Bad】動画1本あたりのサイズは2GBまで

Thinkificにアップロードできる動画の本数に制限はありませんが、一本あたりの動画サイズは2GBまでとなっています。もし高画質で長時間の動画をアップロードしたい場合は分割するか画質を落として変換する必要があります。

一方、KAJABIであれば、1本あたり4GBまでサポート(4Kも対応)しているので高画質な動画をレッスンコンテンツとして提供することが可能です。

【Bad】サブスクリプションのキャンセルが手間

KAJABIであれば、生徒のサブスクリプションをキャンセルしたい場合はすべてKAJABIの管理画面内から行うことができます。サブスクリプションのコースをKAJABI内でキャンセル操作をすればStripeのサブスクリプションも自動的に止まるようになっています。

一方、Thinkificはその点がスムーズに連携できれおらず、Thinkificないでコースをキャンセルした後に、Stripeに進んでStripeのダッシュボードから該当する生徒のサブスクリプションを止めないといけません。これは結構手間ですし、ミスが発生しやすいです。

【Bad】アップセル/ダウンセルができない

Thinkificでは After Purchase 機能を使うことで購入後のページを操作することはできますが、効果的なアップセルやダウンセルを実装することはできません。もしアップセルやダウンセルを活用して販売を行いたい場合はKAJABIの方が向いています。

【Bad】ブログができない

Thinkificにはブログを書く機能がありません。もしブログでも情報を発信してSEOマーケティングを狙うのであればKAJABIはブログ機能も搭載されています。もしWordPressなどですでにサイトやブログをお持ちの場合はThinkificだけでも問題ないです。

【Bad】修了証が日本語に対応していない

Thinkificでは修了証を発行することができますが、残念ながら日本語を使用すると文字化けするという欠陥があります。僕は使用し始めた4年以上前からThinkific に改善要望を出していますが、これはまだ改善されません。Thinkificで修了証を利用しようとされている方はご注意ください。

2025年現在も、この文字化けは解消されていません。

Thinkificはこんな方におすすめ

上記の理由から、Thinkificは以下のような方におすすめのプラットフォームです

  • 100個以上の多くのコースを作成する(どんどんコースの数を増やしたい)

  • メールマーケティングは行わない

  • ブログ機能は不要(すでに別のプラットフォームで行っている)

  • 他の講師を登録して、コンテンツを作成してもらう

Thinkificの一番のポイントは、有料プランで「生徒数・コース数が無制限」になるという点なので、もしビジネスモデル的にその点を重視されている場合はThinkificがオススメです。

https://japan.mykajabi.com/thinkific

まとめ

いかがでしたでしょうか。僕も実際にヘルプサポートなどを行っているThinkificですが、実際に日本で利用されている方も多くいらっしゃいます。

もしこれからコンテンツビジネスを始めようと検討されている方は是非Thinkificを始めてみていただければと思います。

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