こんにちは!今回会社関係の記事を書きます 🙂
実は僕は、ある社団法人の理事長として会社を持っていたのですが、実質は会社自体はそんなに機能しておらず収入も僕個人として出していました。会社を持っているとそれだけで県民税とか色々かかってくるで会社を解散させることにしました。あと、僕の場合はあんまり日本にいないので会社関係で何かがあった時にすぐに対応できないのでそれもあります。海外に行くなら、日本で残すものは少ないほうがいいですね。
ってことで今回は一般社団法人の解散の方法をご紹介します!
解散の流れ
僕はまず自分で解散の方法を調べるところから始めました!法務局のホームページに色々と書いてありました!
http://houmukyoku.moj.go.jp/homu/houjin3.html
↑ こちらをまず参考に!
このページを見るといくつかの書類が必要となってきます。
1.一般社団法人解散及び清算人選任登記申請書
2.収入印紙および登録免許税納付用台紙(1の書類とセットでOK)
3.解散及び清算人の決議があった議事録
4.清算人の就任承諾書
5.定款
6.印鑑届出書 (法務局にあります)
7.印鑑カード交付申請書 (法務局にあります)
8.登記すべき事項を記載した別紙
順番に書類の説明をしていきます!
1.一般社団法人解散及び清算人選任登記申請書
こちらの書類の最後のページに「2.収入印紙および登録免許税納付用台紙」をくっつけます。
受付番号票貼付欄
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一般社団法人解散及び清算人選任登記申請書
1.会社法人等番号 0000-00-000000 (履歴事項全部証明に書いてあります。)
1.名 称 一般社団法人0000000 (社名)
1.主たる事務所 ◯◯県◯◯市◯◯◯◯◯◯◯ (住所) 番地等を書く時は3-123 と書かずに定款に書いてある通りに三丁目123番地と正しく書きましょう。
1.登記の事由 解散
平成29年 月 日 清算人及び代表清算人の就任
1.登記すべき事項 別紙のとおり
1.登録免許税 金39,000円
1.添付書類
定 款 1通
社員総会議事録 1通
清算人及び代表清算人の就任承諾書 1通
上記のとおり,登記の申請をします。
平成29年 月 日
申請人 ◯◯県◯◯市◯◯◯◯◯◯◯
一般社団法人0000000
代表清算人 ◯◯県◯◯市◯◯◯◯◯◯◯
山田太郎
連絡先の電話番号 0000-00-0000
名古屋法務局 御中
こんな感じです。
3.解散及び清算人の決議があった議事録
社員総会議事録
臨時社員総会議事録
平成29年 月 日午前10時00分から,一般社団法人00000000の主たる事務所に
おいて,臨時社員総会を開催した。
議決権のある当法人社員総数 3名
総社員の議決権の数 5個
出席社員数(委任状によるものを含む ) 3名 。
この議決権の総数 5個
出席理事 山田太郎(議長兼議事録作成者)
◯◯◯◯
◯◯◯◯
上記のとおり社員の出席があったので,定款の定めにより,代表理事 山田太郎
は議長席に着き,本臨時社員総会は適法に成立したので開会する旨を宣言し,直ち
に議事に入った。
第1号議案 当法人解散の件
議長は,当法人が解散に至ったやむを得ざる事情を詳細に報告し,賛否を求め
たところ,本日をもって解散することを全員一致をもって異議なく承認した。
第2号議案 清算人選任の件
議長は,解散に伴い,従来の理事において清算を行うべきか又は別に清算人を 選任すべきかについて付議したところ,社員◯◯◯◯から,別に清算人を選任 すべき旨の提言があり,全員一致をもってこれに賛成したので,投票の結果,次 のとおり清算人を選任したところ,席上その就任を承諾した。
◯◯県◯◯市◯◯◯◯◯◯◯
清算人 山田太郎
上記の決議を明確にするため,この議事録を作成し,議長,出席理事及び出席清算人において,下記のとおり記名押印する。
平成29年 月 日
一般社団法人0000000 臨時社員総会
議長(兼議事録作成者) 代表理事 山田太郎
理 事 ◯◯◯◯
同 ◯◯◯◯
一般社団法人立ち上げの場合は最低でも理事が3人必要です。僕の場合は友達に名前だけ借りて理事になってもらったので会うのに苦労しましたが、「解散するから印鑑よろしく~」って感じで印鑑を押してもらいました。書類上ではしっかり話し合ったように見えますが、実際は「会社やめるね~」と言っただけです笑 法務局の方もそれでいいよと言ってました笑
4.清算人の就任承諾書
就任承諾書
私は,平成29年7月21日開催の貴法人社員総会において,
貴法人の清算人に選任されたので,その就任を承諾します。
平成29年 月 日
◯◯県◯◯市◯◯◯◯◯◯◯
清算人 山田太郎
一般社団法人00000000 御中
僕は一人だけの会社で、清算人も自分にしたので自分が清算人になったということを書きます。税務局の例を見ると清算人を3人設定して清算人会というものを作っていますが、僕は個人会社なので「清算人会」はなくて大丈夫でした。
別紙
こちらは「登記すべき事項 別紙のとおり」の別紙のことです。CDにメモを焼くのでもOKですが、印刷したほうが早いと思うのでこの方法でいいと思います。今回は自分だけなので、自分が清算人になって代表清算人にもなったことを書きます。
「解散」
平成29年 月 日 社員総会の決議により解散
「役員に関する事項」
「資格」清算人
「氏名」山田太郎
「役員に関する事項」
「資格」代表清算人
「住所」◯◯県◯◯市◯◯◯◯◯◯◯
「氏名」山田太郎
家で自分で用意すべき書類は以上の通りです。
費用
費用は解散の届け出をするときに登録免許税39,000円の印紙が必要になるのと、清算結了の時に2,100円(くらい)かかります。
法務局に必ず相談しよう!
書類が完成したら、印鑑・定款・履歴事項全部証明等を持って法務局に相談しに行きましょう!とにかく印鑑を押すとこが多かったり、文のミスがあったりするので確認してもらいましょう!無料相談は平日の日中なので時間を作るのが難しいかもしれませんが、無料でしっかりと対応してくれます。僕の場合は1回目は自分で作った書類を持っていてそれを添削してもらって他に必要なものを聞いたりして、2回目は簡単に書類だけチェックしてもらいました。
書類が完璧なら提出しよう!
準備OKなら、提出をしましょう!ちなみに印鑑届出書を提出する時は、自分個人の印鑑証明書が必要になるので役場でゲットしておきましょう。あと、定款に割り印を押したりと印鑑が必要になってくるので必ず会社の印鑑と自分個人の印鑑を持っていきましょう。
係の人がサラッと書類を確認して書類が受理されると代わりに「補正確認票」という1枚の紙が渡されます。そこには提出した申請書の受付番号や、登記完了日について書いてあります。書類提出後に訂正の必要がある場合はこちらの紙と受付番号が必要になるのでなくさないようにしましょう。僕はさっそく電話がかかってきて、定款に印鑑を押しに法務局にまた行きました笑 順調に行けば提出した日から1週間後に完了します。完了後は確認の連絡もなく、法務局に行く必要もありません。登記がちゃんと完了したか確認したい方は、電話で確認できます。
ちょっと問題が
実は解散の手続きをしてから2ヶ月経った後に、一般財団法人清算結了登記申請書を提出しなければなりません。しかし、僕は2ヶ月後は日本を離れいるのでこの手続きができないことに気づきました。どうしようかなと思って法務局の方に聞いたら、2ヶ月以上空ければいつでもいいとのことでした!なので次に帰国したときにやろうと思います。とりあえず、ずっと「清算中」ということで! 清算結了しましたら、また報告しますね!\(^o^)/
※(2018年7月)追記 あれから一年
あれから約一年経って、僕は日本に帰ってきました。解散の手続きは完全に終了したので特に会社関係では何も行わなくてもいいと思っていたのですが、先日税務局の方から
「法人県民税の申告納付の督促について」
という紙が届きました。
どうやら去年の4月から解散をした8月までの法人県民税を収める必要とのことでした。この辺をいつも理解していないので翌日に県税事務所に行ってきました。
そしたら法人県民税の支払いを止めるためには「解散報告書」を提出しなければいけないとのこと
もう名古屋の法務局で解散手続きをしたのだから、別にまた解散を報告しなくてもいいやんと思ってしまうのですが、まぁルールはルールなのでこれを提出することに。解散報告書を提出するには履歴事項全部証明書が必要とのこと。僕は会社を登記した時のを持っていたのですが、そこには「解散」という項目がなかったので使えず。。 ということで、すぐに法務局に行って解散後の履歴事項全部証明書をゲットしてきました。
こちらにはちゃんと解散した日付が書いてあります。こちらは写しでいいとのことなので、コピーを取ってまた県税事務所に行って提出をしてきました。そして月割の法人県民税7000円も払ってきました。これでこれからは法人県民税を払わなくて済みます。やっと会社の税金から開放されました。。。笑
まとめ
いかがでしたでしょうか?法人は登記するのにも解散するのにも時間とお金がかかるんですね。ただ、これくらいなら誰かに頼む必要なく自分でできると思います。困ったときは法務局の方に相談すればいいだけなのでしっかり相談しましょうね!では!