※ 2024年9月に記事更新済
こんにちは!Hodaです。
今回はKAJABI(カジャビ)を使ってオンラインサロンを作る方法やKAJABIを使うメリットについて徹底解説をしたいと思います。
Youtubeで検索していただいてご存じの方も多いと思いますが、僕は「KAJABI日本語サポート」というサービスも個人で運営をしており、KAJABIに関しては日本人の中でもかなり精通していると思います。
もしこれからKAJABIを始められる方は、僕の紹介リンクからKAJABIを始めていただくと「30日間無料トライアル」&「オンライン日本語ガイド」の特典をゲットすることができます!日本語ガイドは僕がKAJABI制作やサポートの中で培ったノウハウをマニュアル化したもので、今までに350人以上の方に利用いただいています! 詳しくは以下のリンクからご確認ください(^^)
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KAJABI(カジャビ)とは?
恐らくこのページをご覧の方はKAJABIについてざっくりとご存じかと思います。しかし具体的に「KAJABIって何ができるの?」と思っている方も多いと思います。
KAJBAIは2010年にカリフォルニアでスタートしたオールインワンのオンラインビジネス構築プラットフォームです。Kajabiを使うことで、オンラインコース、メンバーシップコミュニティ、ポッドキャストなどのデジタルコンテンツを収益化するためのウェブサイトを構築・管理することができます。
買い切り型の商品販売だけでなく、今流行りのサブスクリプションのビジネスモデルを構築することができるのも特徴の一つです。
KAJABIはただ単に販売をするだけでなく、コンテンツクリエーターの作業を楽にするための機能が豊富に備わっています。具体的には以下のような機能があります↓
KAJABIの機能・できること一覧
# コースに関する機能
KAJABIを使うことで様々な方法でコンテンツをマネタイズすることができますが、その代表的内方法が動画コース販売です。いわゆるオンライン学習(LMS)ができる機能になり、管理者・受講者ともに快適に操作ができるような作りになっています。
ホスティングできる動画の上限なし
Kajabiにおいて、Productsの数にはプランによる上限がありますが、Product内の動画のアップロードには制限がありません。
各動画は最大4GBまでアップロード可能であり、4K画質にも対応しています。したがって、4GB以下であれば、無制限に動画をアップロードすることができます。
ドリップ機能
販売したオンラインコースを一気に見せるのではなく、時間差で公開していくことも可能です。
例えば、1週間に5本ずつ動画が自動的に公開されるように設定することも可能です。
サブスクリプションと組み合わせることで、顧客を長くコースに滞在させることができます
アプリでも見れる
Kajabi の専用アプリをスマホにインストールすれば、顧客はスマホでも動画レッスンを受講することができます。
テキストや音声も教材に
動画だけでなく、テキストレッスンや音声だけのレッスンを作成することもできます。
テキストだけのコースも作成できますし、動画の代わりに音声ファイルをアップロードすることもできます。
資料ダウンロードも可能
レッスンで使用するPDFファイルやエクセルファイルは、受講者にダウンロードしてもらうことができます。さらに、PDF資料を特典として提供し、リードを獲得することも可能です。
簡単なクイズ機能
レッスン中に確認のためのクイズを実施することが可能です。さらに、採点が行われ、合格基準を満たさないと次のセクションへ進めないようなシステムを導入することもできます。
修了証を発行
コースを完了した参加者に修了証を発行することが可能です。この修了証は、参加者がソーシャルメディアで共有し、ブランドの認知度を高める認定証としての役割も果たすことができます。
コミュニティ・サロンも
Eラーニングは、動画視聴に限らず、同じ目標を持つユーザーを集めてコミュニティを形成することもできます。このコミュニティでは、チャット掲示板やウェビナーを通じて交流することが可能です。
# ページ作成に関する機能
KAJABIでは任意のページを好きなだけ作成することができます。例えば、ビジネスをPRするためにランディングページが必要になると思いますが、その場合は別のサービスを使うことなくKAJABI上で簡単にランディングページを作成することができます。ページビルダーが備わっているのでコーディングの知識不要でページを作成することができます。
例えば、こちらのサイトもすべてKAJABIのページ作成機能で作成をしています。
作成可能ページ数に上限なし
制作できるページには上限が設けられていないため、トップページ、セールス用ランディングページ、問い合わせページなど、必要とされる全てのページを作成することができます。
豊富なテンプレート
デザインスキルは不要です。あらかじめ用意された多数のテンプレートから選ぶだけで、ビジネスに合ったウェブサイトを手軽に作成することが可能です。
独自ドメイン
ビジネスの信頼性を向上させるためには、独自ドメインの使用が重要です。Kajabiでは、どのプランでも独自ドメインを接続することができ、これによりSEOの最適化とサイトのブランドイメージの強化が可能になります。
SEO対策もOK
各ページにはSEOメタタグを編集するオプションがあります。また、Google検索で表示されないようにページを設定することも可能です。これにより、限定公開のページを作成することができます。
CSS/JavascriptもOK
CSSやJavaScriptを用いてカスタマイズが可能です。ページビルダーのデザイン機能に満足できない場合には、これらの技術を駆使してさらに洗練されたデザインを実現できます。また、Googleフォントのような特別なフォントも使用することができます。
スマホレスポンス対応
トラフィックの過半数がスマートフォンから発生することが珍しくありません。Kajabiのウェブページは基本的にレスポンシブデザインに対応しており、スマートフォン専用とPC専用のコンテンツ表示を切り替えることが可能です。これにより、使用しているデバイスに応じて柔軟にコンテンツを表示することができます。
# 支払いに関する機能
KajabiはStripe(クレジットカード決済)およびPaypalとの連携が可能で、スムーズな支払い処理を実現します。また、現在一般的なサブスクリプションベースの課金システムも簡単に設定することができます。
連携が簡単
StripeとPayPalの無料アカウントを作成し、それらをKajabiに統合することで、迅速に支払い処理を開始できます。
KAJABI自体の手数料はなし
StripeとPaypalを通じた決済時にかかるのは、手数料(約2.9%から3.6%)のみで、Kajabiは決済手数料を請求しません。
自由な価格プランを作成
Kajabiでは、作成できる商品の数に上限はありますが、それらを販売するための価格プランには上限が設定されていません。たとえ商品が一つだけでも、一回払いオプションやサブスクリプションモデルを用意することが可能です。また、期間限定の価格プランを設定することもできます。
サブスクリプションも可能
Kajabiでは、現在一般的となっているサブスクリプション形式の支払い設定が可能です。これをコミュニティ商品や有料メールマガジンと組み合わせて使用することもできます。
無料トライアル&初期費用
サブスクリプションサービスでは、無料トライアル期間を設けることができます。この期間は1日から90日の間で設定可能です。さらに、初回登録時にのみ適用される初期手数料や登録手数料を設定することも可能で、例えば初月に追加で3,000円を請求することができます。
アップセル&ダウンセル
顧客が何かを購入した直後、追加のアップセルやダウンセルのオファーを提案する設定が可能です。この方法で、オファーを効果的に展示し、販売を促進することができます。
# メールマーケティングに関する機能
Kajabiは、メール配信機能においても、オンラインコース作成の機能と同様に高性能です。これらの機能を組み合わせることで、Kajabiの真の力を引き出すことができます。
メールの配信上限なし
Kajabiを使用すると、メールの送信量に制限がありません。これにより、月間のマーケティング関連メールを無制限に送信することが可能です。また、全員ではなく特定のユーザーグループにのみメールを送信するカスタマイズも行えます。
直感的に作成
HTMLメールの作成にコードを書く必要はなく、初心者でも簡単にスタイリッシュなメールを作成できるブロック組み合わせ型のエディターが利用可能です。
HTMLメールも配信可能
単なるテキストメールではなく、毎回楽しみにしてもらえるような、スタイリッシュなHTML形式のメールを配信することが可能です。画像やカウントダウンタイマーを取り入れることで、魅力的なメールを作成することができます。
充実した配信レポート
マーケティングメールを送信するだけでは意味がありません。Kajabiを使用すると、送信されたメールのクリック率や開封率を詳細に追跡できるだけでなく、どのユーザーがメールを開封したかといった情報も具体的にデータ化することが可能です。
2種類のマーケティングメール
ニュースレター形式のEmail Broadcastと、あらかじめ設定された自動配信システムを用いたステップメール形式のEmail Broadcastの両方を、作成して送信することが可能です。
他のツールからの移行もOK
もし既にメーリングリストがある場合、Kajabiへの一括インポートが可能です。Kajabiを使用してすべてを一元管理することで、コスト削減が実現できます。
# 顧客管理に関する機能
コースの受講者、コミュニティメンバー、メーリングリストの購読者を一つのシステムで一括管理できます。顧客の検索や、手動での登録、解約手続きなども柔軟に対応可能です。
すべてのタイムラインを確認
顧客ごとに行われた全てのアクションを記録しているため、過去に購入したオファーや以前に開封したメールなど、その顧客の履歴を全て確認できます。
自由なカスタムフィールド
Kajabiを使用すると、顧客データに最大50個のカスタムフィールドを追加できます。これにより、「会社名」、「部署」、「どこで知りましたか?」などの情報をKajabi内で一元管理することが可能です。
顧客タグ
顧客にタグを付けることにより、後に彼らを素早く特定することが可能になります。このシステムをオートメーションと連携させることで、特定のオファーを購入した顧客に自動的にタグを割り当てることができます。
エクスポートも簡単
Kajabiを使用すると、顧客データをCSV形式で簡単にエクスポートできます。この機能により、他のツールへのデータのインポートや整理が容易になります。
高度な絞り込み機能
顧客数が増えても、高度なフィルタリング機能により、特定の条件に合致するユーザーを簡単に見つけることができます。さらに、検索条件を保存することも可能なので、以前の絞り込み設定を迅速に再利用することができます。
手動キャンセル&登録
管理者は顧客のサブスクリプションをキャンセルする権限を持ち、顧客に無料のオファーを提供することも可能です。さらに、特定の製品へのアクセスを制限したり、顧客のステータスを柔軟に変更することもできます。
視聴進捗の管理
販売した動画コースの視聴率を把握することが可能です。これにより、【どのユーザーが】【どの動画コースを】【どの程度まで(何%)視聴した】かが分かり、実際の動画コースの効果分析を行うことができます。
# マーケティングオートメーションに関する機能
Kajabiの主な特徴は、マーケティングプロセスを自動化する能力にあります。例として、ユーザーがニュースレターにサインアップすると、自動的に「ステップメールの送信」、「セールスページへの誘導」、そして「オファーの販売」という一連のステップが実行されます。初期設定には少し時間がかかるかもしれませんが、一度設定を完了すれば、その後のマーケティング活動は全て自動で行われます。
用意されたテンプレート
Kajabiでは、初めてセールスファネルを作成する方でも、用意されているテンプレートを利用して簡単に始めることができます。リード獲得、販売促進、自動ウェビナーなど、様々な目的に合わせたテンプレートが用意されています。
レポート機能
作成したファネルを実際に公開すると、後にコンバージョン率やページビュー数の確認が可能になります。これらのデータを分析することで、ページの問題点を把握し、それに基づいて改善を行うことができます。
視覚的に作成
ファネルの作成はページ作成と同様に簡単です。ページとメールを組み合わせることで、カスタマージャーニーのシナリオを作成し、それを公開するだけで完了します。
# フォーム作成に関する機能
メールマガジンの登録フォームやお問い合わせフォームを自由にカスタマイズでき、通知用のメールも柔軟に作成可能です。フォームで入力してもらいたい項目も自由にカスタマイズすることができます。
作成数に上限なし
Kajabiでは、選んだプランにかかわらず、作成できるフォームの数に制限はありません。必要なフォームを好きなだけ自由に作成することが可能です。
豊富な質問オプション
「ラジオボタン」「マルチセレクト」「テキストエリア」を含む要素を使用することで、柔軟に様々な質問項目を設計することが可能です。
オートメーション連携
「フォームに送信があったら」を起点として次のアクションに自動的につなげることができます。例えば「フォームに送信があったら」→「管理者に通知」&「メルマガに登録」という操作を自動的に行うことができます。
顧客情報はすべて保存
フォームからの送信内容は、自動的にKajabiの顧客情報に保存されます。これにより、送信履歴を確認したり、Eメールと関連付けて顧客情報を管理することができます。
他サイトに埋め込みも可能
埋め込みコードが提供されているため、Kajabiで作成したフォームをWordPressなどの外部ウェブサイトにも埋め込むことができます。
銀行振込も受付可能
手動操作が必要ですが、フォームを通じて申し込みを受け付け、銀行振込を通じてOfferを購入していただく方法も可能です。
クレジットカード決済では難しい高額商品の販売も行うことが可能です。
# その他にも便利な機能がたくさん
Kajabiは非常に多彩な機能を提供しており、全てをここに列挙することはできません。また、Kajabiは頻繁に機能の改善や新機能の追加を行っており、その結果、使用する度にますます便利になっていくという特徴があります。
Googleアナリティクス
Kajabiには組み込みのアナリティクス機能が備わっていますが、Googleアナリティクスとシームレスに連携することもできます。
2段階ログイン
Kajabiの管理者は、ログイン時に2段階認証を設定できるオプションが提供されています。Kajabiはビジネスの管理を行うためのプラットフォームであるため、ログイン時のセキュリティ強化は非常に重要です。
ブログ機能
Google検索からのトラフィックを獲得するために、コンテンツマーケティング戦略を採用することは、ビジネスにとって不可欠です。Kajabiにはブログ機能も備わっており、スクール運営と同時にブログ記事を投稿することが可能です。
アフィリエイトマーケティング
アフィリエイトマーケティング(お友達紹介制度)は、国際的に広く採用されている、効果的なマーケティング戦略の一つです。
自社のサービスをアフィリエイターに提供し、成功報酬を支払うこともできます。
ポッドキャスト
Kajabiを使用して、ポッドキャストをホストし、自動的にSpotify、Google Podcasts、Apple Podcastsなどに配信できます。
ウェビナーを開催
最大200名までをホストしてウェビナーを開催することができます。Zoomを用意することなく、KAJABIに搭載されたビデオ会議ツールを使うことが可能です。
最近追加された機能 2024年9月追記
上記の機能に加えて以下の機能も追加されました!
Download機能
デジタルファイルのダウンロード販売にも対応するようになりました。一度に複数のファイルを販売したりすることが可能になりました。
Adobe Expressとの連携
KAJABI上でAdobe Express が使えるようになったので、KAJABI上にアップロードした画像をその場で編集できるようになりました。Canvaのような使い心地でとても便利になりました。
どんなビジネスがKAJABIに向いている?
こちらはよくいただくご質問ですが、KAJABIは個人事業主から中小企業まで多くのビジネスモデルで利用されています。何か人に教えることができるスキルやノウハウがあれば、それをマネタイズすることができます。
秘密保持の関係であまり細かくはお伝えできませんが、実際の僕のクライアントでは以下のような業種の方々がKAJABIを使用してビジネスをされています。
- ヨガ・メディテーション
- 塾講師
- 語学学習
- 金融系ノウハウ
- 占い
- ビジネスリーダシップ
- 医療関係
- 整体
- SEOマーケティング
などなど
中小企業の場合はもちろんですが、KAJABIでは個人の方でも管理がしやすいように設計されています。個人の方はご自身でコンテンツ作成・販売管理・マーケティングなどを行う必要があると思いますが、KAJABIではそれらをオートメーション化することができるので、一度流れを構築したら後は自動的に販売を行うことができるようになっています。
KAJABIを使う上で知っておくべき用語
KAJABIの特徴や向いているビジネスについてご紹介しましたが、KAJABIを使う場合、最初はその仕組みにちょっと混乱される方も多いです。
こちらではKAJABIを使う際に理解しておく必要がある用語についていくつかご紹介します。すでにYoutubeで詳しく説明している項目もありますので、詳細は動画にてご確認いただけますと幸いです。
Products / プロダクト
KAJABIでは販売する商品のことをProductsと呼んでいます。これは動画コースだったり、コミュニティだったりポッドキャストだったりします。
KAJABIではプランによってこのProductsを作成できる上限があるので、それを加味してプランを選択する必要があります。
例えば、一番安いBasicプランだとProductsは3個までしか作成することができません。しかし、KAJABIでは下でご説明するOfferという仕組みがあるので、Productsの数に制限があっても販売する価格プランは無制限で作成することができます。
ちなみに、例えば、動画コースのProducts自体はBasicプランで3個までしか作成することができませんが、1つのProducts内には上限なしで動画をアップロードすることができます。
Offer / オファー
KAJABIの特徴的な機能がこのOfferです。
Thinkific や teachableなどのよくある動画販売プラットフォームでは、作成したコースに価格を付けて販売するのが一般的です。しかしKAJABIではProducts自体には価格を付けることができず、このOfferという価格パッケージに価格を付けて、その特典としてProductsを含めて販売する仕組みになっています。
Kajabi(カジャビ)のOfferって何?仕組みや使い方を徹底解説
一般的なプラットフォームだと、商品(Products)自体に価格を付けて販売をしますが、KAJABIはそうではありません。
↓一方、Kajabiの場合は コース(Products)自体には価格を付けることができません。その代わりにOfferという価格パッケージ(カゴ)に価格をつけて、その中身としてProductsを販売できます。
カゴを買うと、中身のProductsにアクセスできるようになるので、実質はそのProductsを買ったことと同じになります。またカゴには複数のProductsを追加することもできるので、このようにしてセット販売も簡単に行うことができます。
↓ 一見複雑そうに見えますが、OfferとProductsが存在していることによって以下のような色々な活用方法があります。
- セット販売も柔軟にできるので、好きなProductsを選んで価格を付けて一つのOfferとして販売することもできます。
- また、実はOffer(カゴ)の中身は空っぽでもOfferを作成して販売もできます。KajabiではゴーストOfferと呼んでおり、単純に支払いを受け取りたい時などに便利です。僕は実際にKajabiの定額サポートなどの決済はこのゴーストOfferで行っています。他にも定期コンサルティングなどのサービスを販売する際は、実際はProductsを売るのではなく定期課金だけができればいいと思うので、ゴーストOfferを利用される方が多いです。
- 同じ中身のOfferでも、価格を変えて多くのOfferを作ることができます。「常にサイトに掲載しておくもの」「SNSで期間限定でシェアして使うもの」「知り合い特別価格で渡す用」など中身のProductsは同じだとしても、価格パッケージは自由に作成できます。
Offerを理解することで、KAJABIでマネタイズできる可能性が広がることがわかると思います。上図のようにゴーストオファーというものを作成することで、物理的なProductsや商品がなくてもサブスクリプション課金をすることが可能です。
例えば、僕の場合は毎月の定期サポートの金額をKAJABIのサブスクリプションOfferを使って課金をしています。これにより簡単にサブスクリプションのシステムを実装することができます。
Email Broadcast / メルマガ・ニュースレター
KAJABIから送信できるメールは大きく2種類あり、その一つがEmail Broadcastというメールです。
これは、その時の情報やお知らせをその時に作成して配信する「メルマガ」「ニュースレター」が該当します。
KAJABIではメールビルダーを使用して、比較的簡単にスタイリッシュなメールを作成することが可能です。配信上限はないのでスクールメンバー全員に一斉送信することもできますし、特定の条件を満たすメンバーだけにグループ送信することもできます。
また独自メールと接続することで、皆さんがお持ちの独自メールドメインからメールを配信することも可能です。もしくは信頼性の高いKAJABIのメールドメインからメールを配信することもできるので、迷惑メールに振り分けられにくい良質なマーケティングメールを配信することもできます。
https://www.youtube.com/watch?v=NNBwzxcCKX8
Email Sequence / ステップメール・シナリオメール
KAJABIから送信できるもう一つのメールの種類が Email Sequence というメールです。
これはあらかじめ複数のメールを作成しておき、特定の条件を満たしたときに自動的に配信するメールです。いわゆる「ステップメール」「シナリオメール」と呼ばれるメールです。
例えば、「無料メルマガフォーム」を作成しておき、そこから申し込みがあったユーザーに対して自動的に7日間のステップメールを送信したりすることができます。
もちろん、各メールの開封率や具体的に誰が開封して誰がどのリンクをクリックしたのかまで分析することができるので、そのデータを活用して次のマーケティングに繋げることもできます。
https://www.youtube.com/watch?v=4gIMh_wH-U8
他のサービスと比較してKAJABIのメリット
上記ではKAJABIの機能や仕様などについてご紹介してきました。しかしKAJABIのようなサービスは世の中にたくさんあります。
もちろん国内のツールでも似たようなサービスは多く存在しています。海外でもteachable , Thinkific などと比較検討される方が多いです。
どのサービスを利用するかは、皆様のニーズによって異なるので必ずしもKAJABIがベストアンサーという訳ではありませんが、僕なりにKAJABIを使うメリットというのは以下にご紹介したいと思います。
# すべての機能を一元化できる → コストダウン
KAJABIの料金は正直に言って、他の競合ツールよりも高価です。しかしKAJABIはそもそもの機能の多さが違うのでその分価格も高くなっています。
例えば、KAJABIでは「コース作成販売」「メール配信(無制限)」「ページ作成(無制限)」「フォーム作成(無制限)」「ポッドキャスト配信」などの機能がそなわっています。よく比較されるサービスは基本的に動画コース販売に特化しているので、その分利用料金も安くなりますが、KAJABIはそれプラスαで様々な機能が含まれています。
実際に他のプラットフォームからKAJABIに移行される方の多くが「様々なサービスを使っていて運営しているが、管理が大変なのでKAJABIで一元化したい」という理由でKAJABIを始める方です。
例えば、今までは
【用途】 | 【プラットフォーム】 |
動画販売 | Teachbale |
ページ作成 | WordPress |
メール配信 | 国内メール配信ツール |
フォーム | Googleフォーム |
動画ホスティング | Vimeo |
のように様々なツールをつぎはぎで利用されている場合、これらをKAJABIで一元化することで業務効率化することができ結果的にコストダウンもすることができます。
特にメール配信ツールは配信数によっては普通に月額数万円することもありますが、KAJABIでは配信数無制限なのでこれだけでもKAJABIを使う価値は大いにあります。
# 豊富なテンプレート
初めての方がサイトを構築するのは確かに大変です。しかしKAJABIには様々な部分でテンプレートが用意されているので、それを元に作成することで比較的すぐに基礎を作成することができます。
例えば、「ページ作成」「メール作成」「コース作成」「オートメーションファネル作成」にはすべてテンプレートが用意されているので、それを少しカスタマイズすることで0から作成する手間を省くことができます。
もちろん、僕が提供している日本語ガイドと併せて作成いただくことで、皆さんご自身でも最初の設定を行うことができると思います。
# 迅速なサポート
日本人の方にはもしかしたらあまりメリットではないかもしれませんが、KAJABIは24時間364日のチャットサポートを提供している数少ないサービスです。
対応自体は英語でのやり取りになりますが、チャットにて質問を送信すればその場で不明点を解決してくれるのはビジネスのスピード感という点でとても助かります。
Thinkific や teachbale だとメールでの対応しかしておらず、気になる点があっても回答を得るために1~2日待つ必要がありました。これでは効率よく設定を進めることができませんが、KAJABIの場合はいつでもサポートからの回答を受けることができます。
# コミュニティ・オンラインサロンも作成できる
KAJABIは2023年にVibelyというコミュニティ作成プラットフォームを買収しました。これによって今まで素っ気ないコミュニティから進化して、とても機能的なコミュニティをKAJABI内で作成・運営できるようになりました!
新しいコミュニティ内ではサークルを作成したり、ウェビナーを行ったりすることができます。また、別のメンバーに管理権を与えてサークルやミーティングルームの管理をお願いすることもできるようになりました。
# 高度なオートメーション / 他のサービスとの連携
KAJABIにはオートメーション機能が備わっているので、単に販売して終了ではありません。
ファネルという販売のオートメーションを使うことで、例えば、
- 「入門編Offer」を購入する
- 購入した人に「入門編2023」というタグをつける
- 「入門編2023」のタグがついたメンバーに「入門編 7days 」というステップメールを配信する
- ステップメールの中で3日目のメールを開封した人に「入門編 3日目OPEN」というタグをつける
- 「入門編 3日目OPEN」のタグが付いたメンバーに「上級編Offer」のメールを配信する
のように自動的に次のOfferをオススメしたり、皆さんの別のビジネスのPRをしたりすることができます。
また、KAJABIのような海外ツールは他のツールとも連携しやすいようにAPIが整備されています。
デフォルトではClickfunnelsやMailchimpなどとも連携することができ、Zapierを使うことで無数の外部サービスと連携することも可能です。
# アプリで見れる / 独自ブランドのアプリも
KAJABIでは専用の「KAJABI」というアプリ(Android / iOS )があるので、受講者はそれを使って皆さんのコンテンツにアクセスすることができるようになります。スマホアプリをインストールしてもらうことによってメールではなくスマホに直接通知が届く「プッシュ通知」を使うこともできるので、情報の到達率が高くなります。
また2023年には試験的に独自ブランドのアプリ機能もテストされており、2024年には皆さんのそれぞれのスクールのスマホアプリを公開することができるようになり、より顧客を囲い込むことができるようになると思われます。(現段階では独自ブランドアプリの公開には別料金がかかります。)
こんな人には向いていません
KAJABIも完璧なツールではありません。以下のようなビジネスモデルを想定されている方には向いていないかもしれません。
- 動画コース(講座)を無数に作成して公開したい場合 → KAJABIではProductsの数に上限があります。
- メール配信/メールマーケティングをあまり行わない場合 → KAJABIの機能の醍醐味であるメール配信機能を使わないのはもったいない
- 無料から始めたい場合 → KAJABIには無料トライアルはありますが「無料プラン」とういうものは存在しません。
- 数十万円の講座をカード決済で販売したい場合 → KAJABIに限らずクレジットカードの特性上、高額商品(例 30万円以上)の一括払いは難しいです。
- 資格試験用のプラットフォームとして使用する場合 → KAJABIにはクイズ機能はありますが、あくまでも簡易的なモノなので「ランダム出題」「質問バンク」「受験回数制限」などの機能はありません。
KAJABIの始め方・登録方法
KAJABIでは無料トライアルがありますので、まずは無料で管理画面や使用感を試すことができます。
Kajabiの30日間無料トライアル】&【日本語ガイド】 をゲットしよう!
リンクからKAJABIのサイトに進んだら、「Start Free Trial」をクリックします。
↓ メールアドレスや名前の情報を入力して、画面の指示に従って進みます。
↓メール認証が完了すると、以下の管理画面に進むことができます!こちらがKAJABIのダッシュボードになり、ここからすべての操作を行うことができます。
初期設定や基本的な使い方は日本語ガイドや僕のYoutube動画にてご説明をしていますのでご参照いただければと思います。
KAJABIの価格・プラン
KAJABIを使う際にプランについても考慮する必要があります。
まずKAJABIには無料トライアルはありますが、無料プランというものはありません。すべて有料プランになっており、プランによって作成できるProductsの数や登録できるメンバーの数に違いがあります。
KICKSTARTERプランの特徴
KICKSTARTER はつい最近新しく追加されたKAJABIの新プランです。 月額 69ドルから利用することができるプランで一番安いですがその分機能にいくつか制限があります。
主に以下のような上限数となっています。
1個のproduct
1個のファネル
1個のwebsite
250個のcontacts
月間1,250通 のマーケティングメール()
50個のlanding pages
50個のactive customers
1個のadmin users
作成できるProductsは1個だけなので、とりあえずコースを一つ作成して始めたい方向けのコースとなっています。また、追加できるContacts(連絡先)の数が250件と少ないのでお試しプランに近いのがKICKSTARTERプランです。
しかし、KICKSTARTER であっても決済手数料はかからないので、少人数にコースを提供するタイプのビジネスであれば特に問題なくKICKSTARTERプランでも収益を上げることが可能です。
BASICプランの特徴
BasicプランはKAJABIで一番安いプランです。月額149ドルで使用することができ、年払いにすると一月当たり 119ドルとなります。
BasicプランはProductsの数が3つまでとなっているので、まずは小規模でKAJABIを始めたい方にオススメのプランです。
Basicプランであっても配信できるメール送信数の上限はありませんので、僕のクライアントさんの中にはKAJABIをメール配信プラットフォーム専用で利用している方もいます。
ただBasicプランの状態では「24時間チャットサポート」「アフィリエイト機能」「KAJABIロゴを外す」「高度なオートメーション機能」が使えないので注意が必要です。
GROWTHプランの特徴
KAJABIで一番利用されているのがGROWTHプランです。月額199ドルで使用することができ、年払いにすると一月当たり159ドルとなります。
GROWTHプランにすることで作成できるProductsの数を15個まで増やすことができるので、Productsの数のためにGROWTHにアップグレードされる方が多いです。
またこのプランにすることによってBASICプランではできなかった「24時間チャットサポート」「アフィリエイト機能」「KAJABIロゴを外す」「高度なオートメーション機能」のすべての機能を使うことができるようになります。
KAJABIに登録できるコンタクトの数も25,000件にまで増えるので、大規模なサイトも構築することができます。
PROプランの特徴
KAJABIの一番上のプランがPROプランです。これ以上のキャパになる場合、KAJABIに相談することによってもっと上のプランも柔軟に対応してくれるそうですが、基本的にはこちらが最上級プランとなります。月額399ドルで使用することができ、年払いにすると一月当たり319ドルとなります。
GROWTHプランにすることで作成できるProductsの数を100個まで増やすことができ、多くのProductsやコミュニティを作成したい時にアップグレードされる方が多いです。
PROプランにすることで各上限が増えますが、PROプランの特徴としては「サイトが3つまで作成できる」「Custom Code Editorを使える」というメリットがあります。
通常はKAJABIの1アカウントに対して1つのサイトしか作成することができませんが、PROプランを契約していれば全く異なる別ブランドのサイトを最大3個まで作成することができます。ただし、Productsの数などの上限は全サイトでの合計値となるので各サイトで100個までではなく、3サイト内で100個までという考え方になるので注意が必要ですが、もしKAJABIで小規模サイトを3つ作成するのであればPROプランを契約した方が割安になります。
また「Custom Code Editor」というコードエディターを使うことができるようになるので、ページテーマやProductテーマのコードを直接編集できるようになります。
拡張プランのACCESSプラン
KAJABI公式サイトには大々的には書かれていませんが、KAJABIには各プランに追加できる拡張プラン(KAJABI ACCESSプラン)というものが存在します。これらを組み合わせることによってみなさんのビジネス規模にあったちょうどいいプランを見つけることができるかもしれません。
ACCESSプランは各プラン(BASIC/GROWTH/PRO)に追加する形で契約する拡張プランです。ACCESSプランを追加すると、シンプルに各上限が2倍となります。
例えば、PRO + ACCESS にすることによって最大 200個までのProductを作成することができるようになり、サイトも6サイトまで作成することができるようになります。
また、GROWTHまではいらないけど、BASICのProduct数3個では足りない場合は BASIC + ACCESS にすることで 月額248ドルでProductを6個まで作成できるようになります。
KAJABIに関するよくある質問
以下は僕がKAJABI制作や定期サポートをしていく中で、よくクライアント様から頂くご質問です。
KAJABIの決済機能で分割払いはできますか?
KAJABIには複数回払いというものはありますが、クレジットカード会社のような分割払いというものはありません。 詳しくはこちらのサイトをご確認ください。
途中でプランの変更はできますか?
はい。KAJABIでは柔軟にプランのアップグレード&ダウングレードを行うことができます。途中で変更をしても日割り計算をしてくれるので損しないようになっています。
管理画面も日本語にできますか?
残念ながらKAJABIの管理画面を日本語にして操作をすることは難しいです。しかし、今ではブラウザのページ翻訳機能が便利ですのでそれを使用して日本語表示にされる方が多いです。
動画は何本アップロードできますか?
動画のサイズは1本あたらい4GBまでという制限はありますが、本数自体は何本でもアップロードしてレッスン化することができます。また動画は4Kまでの画質をサポートしており、ストリーミング配信なのでYoutubeのように見る側のデータ環境によって自動的に画質を調整してくれます。
今ある顧客リストをKAJABIにインポートすることはできますか?
はい。CSVファイルがあれば簡単に今のリストをKAJABIにインポートすることが可能です。最低限Eメールアドレスの情報があれば、それらをKAJABIに追加できます。 また、もし前のプラットフォームでアクセス権を持っていたコースの情報などがあれば、一括インポートする際に同時に顧客にアクセス権を渡すことも可能です。
価格表の中のContactsとActive Customer は何?
以下のような違いになります。 Contacts:KAJABIに登録されているすべての顧客リストの単位。 Active Customer:KAJABIに登録されているContacts且つ、Offerを持っていてログイン情報を持っているContactsをCustomerと呼んでいます。その中でも過去30日以内にサイトにログインしたことのあるアクティブなContactsが Active Customer となります。
30日間無料トライアル&日本語ガイドをゲットできるのはここだけ!
もしこれからKAJABIを始められる場合は、僕の紹介リンクからご登録いただくことで「30日間無料トライアル」&「日本語ガイドのアクセス権」をゲットすることができます。日本語マニュアルはおかげ様で350人以上の方にご利用いただいており、日々更新をしているオンラインドキュメントです。詳しくは以下のリンクよりご確認ください。
The Review
KAJABI
動画コース販売・メールマーケティング・オンラインサロン・コミュニティのすべてを一元化できるオールインワンのオンラインビジネス構築プラットフォーム
PROS
- 初心者でも使えるシンプルなUI
- 日本円でも利用可能・実際のページは日本語で使用可能
- 迅速なサポート
- メールの配信数は無制限
- 高度なコミュニティを作成可能
- クレジットカード決済・Paypal決済に対応
- スマホアプリから受講が可能
- アップロードできる動画の本数に上限なし
CONS
- 他のサービスに比べて割高
- 資格試験などには不向き
- 無料プランはない(無料トライアルはあり)