どーも!ポーランドのワーキングホリデーを初めてまだ、1週間ですがポーランド人の友達がたくさんできて順調です!今日は昔ユダヤ人が隔離されていた地域の「ゲットー(ghetto)」という場所に行ってきました。
ゲットーとは?
ゲットーとは簡単にいうと約15世紀につくられたユダヤ人隔離地域のことを言います。1939年9月に第二次大戦が勃発後、ドイツが占領したポーランドには大量のユダヤ人を収容する施設として,都市にユダヤ人居住区「ゲットー」が作られ,ポーランド人が追い出された後に,多数のユダヤ人が強制移住させられました。蓄えのなかった貧しいユダヤ人は,ゲットー内部の後片付け,廃品・廃材工場などに働きにでるしかなかった。家屋・土地など不動産はもちろん,家具から仕事・教育,移動の自由まで失った。ゲットーのユダヤ人は,孤児たちに助けを差し伸べることはできなかった。
とのことです。いわゆる負の歴史を象徴する一つだと思います。ゲットーはアメリカ合衆国やジャマイカにもありますが、ポーランドのワルシャワのゲットーが最大と言われています。監視が厳しく、逃亡を試みたものは皆射殺されたと言われています。今でもワルシャワ内には射殺に使った壁が残されています。
世界にある色々なゲットー
世界には、様々な時代に設置された有名なゲットーがあります。以下にいくつか挙げてみます。
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ワルシャワ・ゲットー – 第二次世界大戦中、ナチス・ドイツがポーランドのワルシャワに設置した、ユダヤ人を収容するゲットー。1943年に起きたワルシャワ・ゲットー蜂起で有名。
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ヴェネツィア・ゲットー – 16世紀にイタリアのヴェネツィア共和国がユダヤ人を収容するために設置したゲットー。ヴェネツィア・ゲットーには、狭い路地や階段があり、多くのユダヤ人が暮らしていました。
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ザルツブルク・ゲットー – オーストリアのザルツブルクに設置された、16世紀から19世紀にかけて存在したユダヤ人を収容するゲットー。現在は、ザルツブルクの観光スポットとなっている。
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ローマ・ゲットー – 16世紀から19世紀にかけて、イタリアのローマに設置されたユダヤ人を収容するゲットー。現在でも、ローマの中心部にはローマ・ゲットーが残っており、多くの観光客が訪れています。
これらのゲットーは、それぞれの時代や地域の歴史的な背景や文化的な影響を反映しています。しかし、多くの場合、ゲットーは、迫害や差別の象徴として知られています。
今日行ってきた場所
[mappress mapid=”56″]「The Ghetto Wall and Jewish Heritage」という場所です。ワルシャワ内に点在するゲットーの跡地の代表的な場所みたいです。
ワルシャワセントラル駅から歩いてすぐ行けますが、そこからの行き方がちょいと複雑だったので写真でご紹介します。
地図の近くに行くと団地が現れます。ゲットーの跡地は団地の中にあるのでこちらの門から中に入ります。進入禁止の標識がありますが車用だと思うので歩行者は普通に入れます。(^^)おしゃれなハンドメイドのかばん屋さんが右手にありますが、そのまま進んでいきます。こちらを右に曲がります!本当に団地の中にありますwそしてこれがゲットーの跡地です!僕はまだポーランド語は読めないので詳しいことが分かりませんが、ゲットーの概要が書かれています。アラビア語みたいな字が書いてありますが、これは1992年にイスラエルのChaim Hersogという大統領がこのプレートを添付したためです。先程のものとは別に外にこのような石碑もありました。街中にもこういう壁がいつくも点在しています。当時、ここで射殺された人もいるようです。
ゲットーの名残りはワルシャワのいたる場所にあるので、見つけたらその都度更新したいと思います 🙂