英語の表現 “dog eat dog” は、非常に競争が激しい状況を表す際に使われる言葉です。直訳すると「犬が犬を食べる」となり、これは文字通りの意味ではなく、人々が自分の利益のためなら他人を蹴落としてでも成功を目指すような厳しい環境や状況を指しています。この表現はビジネス環境、特に利益を追求する過程で個々の競争が非常に厳しい業界や場面で用いられます。
日本語では「弱肉強食」という言葉が同じような状況を表すのに使われることがあります。これは自然界の食物連鎖を思わせる表現で、強い者が弱い者を食い物にする様を描いており、社会やビジネス界の厳しい現実を象徴的に示しています。例えば、企業間の過酷な競争、昇進を巡る内部競争、市場での生存競争などが「dog eat dog」の状況として語られることが多いです。
dog-eat-dogの意味
【形】食うか食われるかの、やるかやられるかの、私利私欲の、残酷な、自制のない、激烈な競争の
【名】共食い、冷酷な仲間争い、骨肉相食む世界、情け容赦のない戦い、私利私欲の闘い、過当競争
dog-eat-dogの例文
In the corporate world, it’s often a dog eat dog environment, where only the toughest survive.
企業界では、しばしば「弱肉強食」の環境が存在し、最もタフな者だけが生き残る。
The music industry is known for being dog eat dog; many artists struggle to get noticed.
音楽業界は「弱肉強食」として知られており、多くのアーティストが注目されるために奮闘している。
Silicon Valley’s startup culture can be pretty dog eat dog, with companies vying fiercely for funding.
シリコンバレーのスタートアップ文化はかなり「弱肉強食」であり、企業が激しく資金調達を競っている。
Getting into that prestigious university is a dog eat dog competition among applicants.
その名門大学に入学することは、応募者間での「弱肉強食」の競争である。
In the fashion industry, it’s dog eat dog, and only the most innovative designers make it to the top.
ファッション業界では「弱肉強食」であり、最も革新的なデザイナーのみがトップに立てる。
The legal field is notoriously dog eat dog, with lawyers often going head-to-head on even the smallest cases.
法律の分野は悪名高く「弱肉強食」であり、弁護士は小さな案件でさえもしばしば真っ向勝負をする。
Real estate in this city is a dog eat dog world; agents aggressively compete for listings.
この都市の不動産は「弱肉強食」の世界で、エージェントは積極的に物件リストの獲得を競っている。
Publishing your first book is a dog eat dog endeavor, as new authors often struggle to find a publisher.
初めての本を出版することは「弱肉強食」の試みであり、新しい著者はしばしば出版社を見つけるのに苦労する。
The job market right now is dog eat dog, with many qualified candidates fighting for a few openings.
現在の求人市場は「弱肉強食」で、多くの有資格者がわずかな職位を争っている。
In the world of professional sports, it’s dog eat dog, and every athlete is out to prove they’re the best.
プロスポーツの世界では「弱肉強食」であり、すべてのアスリートが自分が最高であることを証明しようとしている。
