こんにちは、Hodaです。
私は定期サポートの料金を、Stripeのサブスクリプションで支払っていただいています。
これまで、Stripeの手数料については「売上の3.6%くらい」と思っていました。ところが、マネーフォワードで仕訳を整理していると、決済手数料とは別に、小さな金額がいくつも引かれていることに気づきました。
「あれ? 決済手数料はもう引かれているはずなのに、この数十円・数百円は何?」
調べてみると、見落としていたのが Stripe Billingの利用料と、手数料にかかる消費税でした。
今回は、自分の明細を見直して気づいたことをもとに、Stripeで実際にいくら引かれるのかを整理します。
※料金情報は2026年9月8日時点。日本のStripeアカウントで、国内カード・日本円決済・通貨換算なしを想定しています。個別契約や外部サービス経由の利用では条件が異なります。
Stripeの「3.6%」はカード決済の基本料金
Stripe日本の標準料金では、カード決済の成功1回あたりの手数料は3.6%です。この数字自体が間違っているわけではありません。出典:Stripeの料金体系
ただし、これはStripeで利用するすべての機能と税金を含んだ総額ではありません。
私が見落としていたのは、「カードで支払ってもらうための料金」と「サブスクリプションを管理するための料金」が別にあることでした。
サブスクでStripe Billingを使うと、別途0.7%
Stripe Billingは、継続課金やサブスクリプションを管理するためのサービスです。
標準の従量課金では、Billingの取引額に対して0.7%の利用料がかかります。カード決済手数料とは別枠です。出典:Stripe Billingの料金体系
つまり、カード決済でStripe Billingのサブスクを運用する場合、税金を加える前の段階で次の計算になります。
カード決済 3.6% + Billing 0.7% = 4.3%
私は「毎月自動で課金してくれるところまで、3.6%に含まれている」と思っていたので、ここは発見でした。

なお、サブスクなら必ず一律で0.7%追加される、とまでは言えません。 利用中の契約や連携サービスによって扱いが変わるため、自分のアカウントの料金設定も確認してください。
手数料そのものにも消費税がかかる
日本のStripeアカウントでは、Billingなどの対象サービスの手数料に消費税がかかります。また、Visa・Mastercardの決済手数料も、2026年4月1日から課税対象になっています。出典:日本の事業者に対するStripe手数料の課税について
ここでいう消費税は、Stripeに支払う手数料に対する10% です。売上全体から、さらに10%引かれるという意味ではありません。
先ほどの条件で計算すると、次のようになります。
| 内訳 | 税抜の料率 | 手数料への消費税を含む料率 |
|---|---|---|
| カード決済 | 3.6% | 3.96% |
| Stripe Billing | 0.7% | 0.77% |
| 合計 | 4.3% | 4.73% |
計算式はシンプルです。
(3.6% + 0.7%)× 1.1 = 4.73%
私のように標準料金のStripe Billingを使っている場合、受取額を見積もるには、この約4.73%がひとつの目安になります。
この記事の「約4.73%」は、手数料とその消費税を含む差引額の割合です。消費税申告での控除などを反映した、最終的な税務上の負担率を示すものではありません。
16,500円のサブスクなら、いくら残る?
実際の商品価格に当てはめると、違いがわかりやすくなります。
以下は、決済金額に4.73%を掛け、合計手数料を1円単位で四捨五入した概算です。
| 顧客の決済金額 | 合計手数料の目安 | 手数料差引後の金額 |
|---|---|---|
| 8,000円 | 約378円 | 約7,622円 |
| 16,500円 | 約780円 | 約15,720円 |
| 27,500円 | 約1,301円 | 約26,199円 |
| 100,000円 | 約4,730円 | 約95,270円 |
たとえば16,500円なら、3.6%だけで考えると手数料は594円です。一方、4.73%で計算すると780.45円なので、約186円の差になります。
1件では小さく感じても、毎月継続する決済なら、価格設定の際に把握しておきたい差です。
なお、この表は計算上の目安です。実際の請求では、個々の手数料や消費税の端数処理によって差が出ることがあります。Stripeの月次の適格請求書でも、消費税を請求書全体で端数処理すると案内されています。出典:Stripeの消費税・端数処理の説明
私の明細でも、別の行にBilling利用料があった
今回確認した過去の明細では、27,500円の決済について、次の金額が引かれていました。
| 内容 | 金額 |
|---|---|
| 顧客の決済金額 | 27,500円 |
| カード決済関連の差引額 | 1,089円 |
| Billing関連の差引額 | 212円 |
| 差引額の合計 | 1,301円 |
| 両方を引いた残額 | 26,199円 |
1,301円 ÷ 27,500円を計算すると、約4.73%です。
ここでややこしかったのは、カード決済手数料を引いた金額を見ただけでは、Billing利用料まで差し引いた後の金額がわからなかったことでした。
私の明細ではBilling関連の料金が別の行に出ていたため、最初はその小さな金額が何なのか理解できていませんでした。
「売上・手数料・受取額の3つだけなら、もっとわかりやすいのに」と思いましたが、手数料の種類が複数あると知って、ようやく数字がつながりました。
過去の明細は、同じ料率に見えない場合もある
一方、別の過去の8,000円の決済では、カード手数料288円とBilling利用料62円、合計350円が引かれていました。
この場合の割合は、350円 ÷ 8,000円 = 4.375% です。
先ほどの4.73%と違いますが、この数字だけで「計算ミス」とは判断できません。
Stripeの案内では、Visa・MastercardとJCBなどで、決済手数料が消費税の対象となった時期に違いがあります。そのため、過去の取引では決済日やカードブランドが確認の手がかりになります。出典:Stripeの手数料課税対象一覧
ただし、今回の個別取引についてはカードブランドまで確認していないため、差の原因は断定していません。
今の料金表をそのまま過去の全取引に当てはめるのではなく、当時の明細と請求書を見る必要がある、ということですね。
約4.73%がすべてのStripe決済に当てはまるわけではない
ここまでの計算は、カード決済3.6%とBilling0.7%が適用され、両方の手数料に消費税10%がかかるケースです。
Billingを利用しない通常のカード決済なら、同じ課税条件では3.6% × 1.1 = 約3.96% が目安になります。
逆に、通貨換算が必要な決済では、標準料金に追加の2%が設定されています。海外向け販売では、通貨の条件も確認したいところです。出典:Stripeのカード決済・通貨換算料金
また、外部の販売サービスを通じてStripeを使っている場合は、そのサービス独自の料金も含めて確認する必要があります。
「Stripeだから何%」だけで考えず、自分が使っている機能と契約条件で、最終的にいくら引かれるかを見るのが大切だと感じました。
価格設定では、手元に残る金額まで計算しておきたい
仮に月100万円を、この記事と同じ条件のサブスクで集金した場合、概算は次のようになります。
| 計算方法 | 月の手数料 |
|---|---|
| 3.6%だけで計算 | 36,000円 |
| Billingと手数料への消費税を含む4.73%で計算 | 47,300円 |
| 差額 | 11,300円 |
これは試算ですが、年間では135,600円の差です。
もちろん、自動で毎月支払ってもらえる便利さもあります。私としては、今回の発見だけでStripeの利用をやめたいという話ではありません。
ただ、「手数料は3.6%くらい」と思い込んだまま価格を決めるより、実際の差引額まで理解していたほうが、サービスの利益を考えやすくなります。
Stripeのサブスクを使っている方は、一度、決済手数料以外の明細も確認してみてください。私のように「この小さな金額、そういうことだったのか」と、疑問が解けるかもしれません。



