こんにちは、海外フリーランスの@Hodaです。
現在僕らは夫婦でヨーロッパを周遊しているのですが、今回クラクフからアウシュビッツ強制収容所(Auschwitz concentration camp)に行ってきたのでその方法をご紹介したいと思います。
(ちなみに、僕は今回で3回アウシュビッツに訪問をすることになりました。昔はポーランド・ワルシャワに在住をしていました。)
数年前に記事を書いたのですが、その時は「電車・バス」でOsiencheに行って、そこからアウシュビッツに行くのが良いと書きました。
(↓こちらは数年前の記事なのであくまでご参考程度にお読みください。)
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ただ、それから年月が流れ、今では便利なサービスが色々と出てきたので、それらを利用するのが簡単かつスムーズです。
アウシュビッツ強制収容所とは
アウシュビッツ強制収容所は、第二次世界大戦中、ドイツの占領下にあったポーランドのオシフィエンチム(Oświęcim)に設置された、ナチス・ドイツが運営した強制収容所の一つです。アウシュビッツは、多くのユダヤ人や他の民族、政治犯、戦争捕虜などが、強制労働や殺害のために送られた場所として知られています。
アウシュビッツは、3つのキャンプから構成されていました。最初のキャンプは、1940年に建設された強制収容所で、ポーランド人や政治犯が送られました。2つ目のキャンプは、1941年に建設された女性と子供のための収容所で、主にユダヤ人女性や子供が送られました。3つ目のキャンプは、1942年に建設された強制収容所で、主にユダヤ人男性が送られました。
アウシュビッツに送られた人々は、様々な理由で選ばれました。ユダヤ人や他の民族は、人種的な理由で選ばれ、政治犯や戦争捕虜は、政治的な理由で選ばれました。アウシュビッツでの生活は、過酷な労働や不衛生な環境、飢え、病気などの苦しみに満ちていました。また、アウシュビッツでは、毒ガスや銃殺などを使って、多数の人々が殺害されました。
アウシュビッツは、1945年1月27日にソビエト軍によって解放されました。現在、アウシュビッツは、世界中から多くの人々が訪れる博物館として保存されており、ホロコーストの記憶と犠牲者への追悼が行われています。
アウシュビッツの歴史
アウシュビッツの歴史は、1939年のドイツによるポーランド侵攻から始まります。1940年に最初の収容所が設置され、ポーランド人や政治犯が送られました。1941年には、女性と子供のための収容所が建設され、主にユダヤ人女性や子供が送られました。1942年には、3つ目の収容所が建設され、主にユダヤ人男性が送られました。
アウシュビッツでの生活は、過酷な労働や不衛生な環境、飢え、病気などの苦しみに満ちていました。また、アウシュビッツでは、毒ガスや銃殺などを使って、多数の人々が殺害されました。アウシュビッツに送られた人々の多くは、収容所内で亡くなり、数百万人にも及ぶ犠牲者が出ました。
GetYourGuideで予約する
実際にアウシュビッツに行くこと自体はそこまで難しくありませんが、ミュージアムⅠⅡに入る場合は「入場券を持っている」「もしくはガイドツアーに参加している」必要があります。2022年現在の情報では、現地でチケットを購入して入場することができないので、事前に自分でオンラインで予約購入するか、現地のオプショナルツアーを予約しないと入ることができません。
そんな問題を解決してくれるのが GetYourGuideというサービスです。WEBサイトでもスマホアプリでもどちらでも利用することができます。
日程や出発時間にもよりますが、クラクフ駅からのバス送迎とアウシュビッツの入場券付きで 3,000円/人 で行くことができます。もう少し値段が高いもので、ガイド付きのものもありますが、ガイドは基本的に英語なので日本人の方はあらかじめ事前に予習してご自身で自由に観光した方が良いと思います。
僕らも自由に散策したかったので、ガイドなしで入場券だけついているこちらを予約しました!
GetYourGuideの予約方法
GetYourGuideはアプリでもWEBからも利用することができます。ログインすればデータはデバイス間で同期できるので、WEBで予約したツアーのバウチャーをスマホで表示することも可能です。
当日の流れ
当日はクラクフ駅前からバスが発車しています。僕のツアーの場合は Hotel Mercure Krakow Stare Miasto のホテル前にて集合でした。当日はバスというよりかはハイエースのようなバンにて乗り合わせていくような感じでした。夏でしたが、冷房があったので移動中は割と快適でした。
移動中は運転手の方が英語でアウシュビッツや、クラクフ周辺の歴史などについて色々と説明してくれました。
到着したら
アウシュビッツのミュージアムは大きく2か所あるのですが、まずは「Memorial and Museum Auschwitz II-Birkenau」の方に到着しました。
ここに駐車して、まずはミュージアムⅡで2時間の自由時間がありました。ミュージアムⅡは野外ミュージアムということでかなり広く歩く距離が長いです。なので、水や帽子などを持っていくようにしましょう。
その他、以下がアウシュビッツを訪れる際の基本的なルール・マナーです。
アウシュビッツに行く際の注意点
アウシュビッツに行く際は以下の点を気を付ける必要があります。
- リュックサック・大き目のポーチは持ち込み不可:大きい荷物はミュージアムに持っていくことができません。一応近くのお店などで荷物預かりサービスがあったりしますが、お金がかかりますし時間がもったいないのであらかじめ軽装で行きましょう
- アウシュビッツは観光地ではありません。多くの涙や悲劇があった悲惨な場所です。亡くなった方に敬意をもって訪問する気持ちを持ちましょう。
- 写真の撮影は可能ですが、一部のエリアでは禁止されています。(撮影禁止の看板があります)
- ミュージアムⅠⅡを合わせるとかなりの距離を歩きます。必ず水分補給できるように水を持っていきましょう
- 30x20x10 cm 以上のバックは持ち込むことができません。
- TPOに合った服装で訪れる必要があります。ノースリーブやビーチに行くような服装で行く場所ではありません。
- ミュージアムはかなり広く展示物も多いので、できれば午前中には到着することをオススメします。
↓実際に訪問した様子を動画にしていますのでご参照いただけますと幸いです。↓
実際に行ってみると、袖なしや柄物の服で訪れている外国人がいました。とても残念です。アウシュビッツはそういう場所ではないということは日本人よりもヨーロッパ人の方が理解していると思ったのですが、中には普通に観光地気分で訪れる方もいらっしゃるようです。皆さんが訪れる際は、「亡くなった方に敬意を持つ」ということを忘れずに訪れたいただければと思います。
ミュージアムⅠに移動
2時間の自由時間が終わると、バンでそのままミュージアムⅠに乗せて行ってくれました。もし自力で訪れた場合、ミュージアムⅠⅡは距離があるので、無料のシャトルバスに乗る必要があります。シャトルバスは常に混んでいるのでご注意ください。
ミュージアムⅠでも2時間の自由時間がありました。ミュージアムⅠは屋内ミュージアムが中心ですが、展示物が多いのですべてをじっくり見ていると2時間はあっという間に過ぎてしまいます。
ちなみに、上記の画像はアウシュビッツⅠの入り口ゲートでとても有名な門です。ゲートの上には「Arbeit Macht Frei」というスローガンのサインがあります。これはドイツ語で「働けば自由になる」という意味です。収容されている囚人は毎日2回(強制労働の行きと帰り)この門を通ります。もちろん、囚人はこのようなスローガンを信じておらず、いくら働いても死が待っているということを知っていました。
このゲートが理由としては「B」のアルファベットが上下さかさまになっているからです。これは当時、このサインを作成した金属加工に熟練した囚人が、SSにばれるリスクがありながらも、このスローガンに抗議する意味を込めてBを上下さかさまにしています。これはとても有名な話です。
これ以外にも、ミュージアムⅠには多くの展示物があるので、実際に皆様の目で見て感じていただくのが良いかと思います。
オプショナルツアーが終わったら
ミュージアムⅠで2時間が終了すると、バンでそのままクラクフに戻りました。僕らの場合は、運転手さんが出発時間に少し遅れてしまったので、お詫びとしてそれぞれのホテルまで帰りは送迎してくれました。ツアーによっては、出発地に戻る場合もありますし、帰りは送迎してくれることもあるようです。
電車での行き方
クラクフからアウシュビッツのある Oświęcim(オシフィエンチム) まで電車で行くこともできます。
ほぼ毎時間、クラクフとOświęcim間を運行する列車もあります。所要時間は 1 時間 45 分 – 2 時間 15 分、料金は約 9 PLN(ズウォティ)です。ただし、Oświęcim への早朝の列車は、特に週末は混雑する可能性があることに注意してください。
オシフィエンチム駅からミュージアムまで
Oświęcim駅 (ul. Powstańców Śląskich 22) は、第 1 アウシュヴィッツと第 2 アウシュヴィッツのちょうど間に位置しています。それぞれ約3km離れています。僕は歩いて向かったことがありますが、一般的には市バスで向かうのが良いです。
↓以下のように 28 / 27 / 25 番のバスでミュージアムⅠに向かうことができます。ミュージアムⅠⅡ間は無料のシャトルバスがあります。
バスでの行き方
個人で行く場合は、電車よりもバスの方がシンプルで簡単かと思います。
- 出発地 : MDA Bus Station Krakow (上層階のバスターミナル)
- 価格: 片道 20 PLN(ズウォティ)
- 所要時間: 1:30-2:00h
- 停車後、ミュージアムまでの距離:徒歩1分
- 出発時刻: 6:20、8:40、9:40、11:10、12:30、14:45、15:50、16:55、19:05
Oswiecim へのチケットは、当日に Dworzec MDA のチケットオフィスで購入できますが、バスが混雑していない場合は、バスドライバーから直接チケットを購入することができます。バスは冷暖房完備です。
クラクフ/オシフィエンチムでの宿
クラクフからアウシュヴィッツのあるオシフィエンチムまでは距離がありますが、ほとんどの人がクラクフで宿を取って日帰りでアウシュヴィッツに行くことが多いです。クラクフの方が街が栄えているので買い物などにも困りません。ただ、オシフィエンチムにも多くの宿があるので現地で宿泊しても良いかと思います。
アウシュヴィッツは広いので、より詳しく見たい方は1日では足りないのでその場合はオシフィエンチムの宿に泊まるのが良いと思います。
↓オシフィエンチムの宿を検索できます↓
Booking.comアウシュビッツにオプショナルツアーに行くにはいくらかかりますか?
ツアー会社にもよりますが、僕らの場合は一人3000円程で行くことができました。ガイドはついておらず、入場と送迎が含まれていました。
アウシュビッツミュージアムを見て回るのに何時間かかりますか?
ペースにもよりますが、しっかり見て回るとなると1日あっても足りないかと思います。訪問される際はできる限り早めに行かれることをオススメします。繁忙期はチケットカウンターや手荷物チェックが混むので早めがいいです。
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