個人的な備忘録です。
日本のPaypal(ペイパル)では、エンドユーザーのPaypalアカウントと紐付いている銀行口座から振替で決済を行うことができます。
通常はPaypalアカウントの残高から支払いが行われますが、残高がなくてもPayPalが立て替えて支払いを行ってくれて、後日PayPalからエンドユーザーの銀行口座に請求が行くようになっています。
以下は実際にPayPalカスタマーサポートに確認した時のやり取りです。
Q.こんにちは。私はビジネスオーナーとして、Paypalを使って支払いを受け付けています。
日本のPaypalでは顧客がPaypalに紐付いた銀行口座から支払って購入することは可能でしょうか。その場合、実際の銀行口座からの引き落としのタイミングなどについていつになるか教えてください。
A. 沢山の決済サービス中にPayPalを選択いただき、誠にありがとうございます。
日本のPayPalでは、顧客がPayPalに紐付いた銀行口座から支払って購入することは可能でございます。
その場合、PayPalより先に立て替えて売り手様に送金し、後日送金側の銀行口座からお金を請求する仕組みになっております。取引自体は即時完了します。
銀行側より請求処理時間は多少違いますが、通常お支払完了後の10日間以内で請求されます。ご了承ください。
とのことでした。なので、エンドユーザーのPaypalアカウントの残高がなくても、PayPalが立て替えてマーチャントに支払ってくれる仕組みになります。その時の決済は「決済完了」という扱いになるので、マーチャントの方は通常通り売り上げが発生します。
そして、10日間以内にPayPalからエンドユーザーの銀行口座に請求が行く仕組みだそうです。
これに関して以下の質問もしてみました。
Q. ① 私はPaypalの決済を月額定期課金(サブスクリプション)として提供しています。例えば、顧客が 6月1日にPaypalの銀行口座から支払った場合、そのタイミングが決済日となり、次回の定期支払日は 7月1日になると認識でよろしいでしょうか。 (恐らくこの考え方であっていると思いますが、もしくは 実際に決済される 6月10日頃がAPI上の決済のタイミングになる可能性もあると思いご質問しています。)
② Paypalが立て替えて支払った金額を顧客の銀行残高や何かの原因で、Paypalが請求できないというケースも考えられると思います。そしてそれがサブスクリプションだった場合、通常のPaypalの動作のように3日後、8日後のように再度請求試行がありますでしょうか。また、もしそれ以降ずっと顧客が支払いできなかった状態の時にはどのような対応になりますでしょうか。
A. ➀ご認識の通りでございます。もし6月1日が決済日の場合、次回の定期支払は7月1日になります。ご了承ください。
②資金源が銀行口座の場合、PayPalより先に立て替えて売り手様に送金して、その決済自体はお支払済みの状態でございます。
後日銀行口座へ請求されて、万が一送金側の銀行口座は残高が不足されている場合、大体一週間後再度銀行より請求予定がございます。
また、もしずっとうまく銀行口座へ請求できなかった場合、送金側のPayPal残高はマイナス残高になります。その場合、送金側よりPayPalカスタマーセンターに連絡して、アカウント状況に基づいて、マイナス残高の解消は可能でございます。
とのことでした。つまり、 API上はしっかりとその決済日を起点として定期課金が機能するようです。
また、もしエンドユーザーの銀行口座に請求があったのに支払うことができなかった場合は、また後日請求があるようです。これに関してはエンドユーザーとPayPal間の問題なので、マーチャントは関係ありません。
ちなみに、エンドユーザーがこのままPayPalに対して支払わない場合は数か月にPayPalがクローズされてしまったり、PayPalが業者に委託して、マイナス残高分を回収するように動くようです。
口座振替に対応している銀行
Paypalの公式サイトによると、現状は以下の銀行が対応しています↓
- みずほ銀行
- 三井住友銀行
- 三菱UFJ銀行
- ゆうちょ銀行
- りそな銀行
- 埼玉りそな銀行
まとめ
PayPalでは銀行口座とアカウントを紐付けることで、銀行口座からの振り替えでサービスに支払うことが可能です。しかし、銀行口座の残高不足や連携エラーによって支払いができなくなるとPayPalアカウントの残高がマイナスになることもありますので、PayPal利用者は注意が必要です。
マーチャント側は、PayPalが立て替えて決済をしてくれるので特に問題はなさそうです。
いずれにしましても、電話でもチャットでもPaypalのカスタマーサポートは素晴らしいですね。。