こんにちは! Hodaです。
今日は、 エックスサーバーのDNSレコードについてちょっとトラブルがあったので、自分への備忘録も含めて記事にしたいと思います。
まず背景
背景としては、エックスサーバーで とある別のWordPressサイトを運営しているのですが、 そこでのメール配信を安定させるために STMPプラグインをインストールしました。 そうして、メールサーバーとして Brevo(旧 Sendinblue) と連携しようとしていました。

これは何度も行ったことがあり、今まで特に問題はなかったのですが、今回ちょっとトラブルがあったのでメモとして残します。
発生したエラー
xxxxx.waction.org というウェブサイトにて STMPを有効にしたかったので、上記の指定されたDNSレコードをエックスサーバーに追加しました。 今までの経験から、 TXTレコードはメールに関する値なので、追加をしても既存のサブドメインなどに影響はないと思っていましたが、、、
突然、xxxxx.waction.org のウェブサイトがダウンしました。。。
常に自分のサイトは UptimeRobot で監視していたので、 DNS変更してから数分後にサイトダウンのエラーが届きました。はじめはWordPressのプラグイン自動更新による一時的なものだと思っていましたが、数分経過しても解決されず 何かおかしいということに気づきました。
UptimeRobot のエラーメッセージでは DNS Resolving problem というエラーが出ていたいので、そこで 先ほど追加したTXTレコードが原因だとわかりました。

なぜエラーが出たのか(解決策)
エックスサーバーではサブドメインを追加しても、Aレコードは作成されず、 *.waction.org のようにワイルドカードと呼ばれる値が追加されています。これはアスタリスクの部分がどんなサブドメインでも対応できるということで、基本的には自動的にサブドメインも皆さんのホスティングサーバーのIPアドレスを指すようになります。
しかし、今回は TXTレコードにて 現在のサブドメインと同じレコードを追加したために、ワイルドカードが利かなくなったということです。
これを解決する方法は簡単で、 明示的に Aレコードを挿入して、自分のサーバーのIPアドレスを入れることです。
例えば、
xxxxxxxx , Aレコード , 123.1234.1234 , Auto
のよう追加して、このサブドメインがしっかりと自分のホスティングサーバーを向くように設定したら、問題は解決できました。
エックスサーバーからの以下のような回答がありました。
お客様のご認識の通り、サブドメイン「xxxxx.waction.org 」へのアクセスが
できないという事象は、サブドメイン名のTXTレコードが影響している
ようでございます。
サブドメイン名のTXTレコードを設定した場合は、
ワイルドカード「*.waction.org」が参照されないため、
サブドメイン名のAレコードを明示的に設定する必要がございます。
まとめ
通常、一般の方が DNSレコードをいじることは少ないと思いまうが、最近は他のツールと連携することもスタンダードになってきています。 DNSレコードを追加する際は必ず 追加前の状態をコピペやスクショでも良いので、バックアップをしておくことをオススメします。
そうすることで、最悪何か問題が発生しても、その時の状態に戻すことが可能です。