こんにちは!日本では暑い日が続いていますね!
そんな今日、僕は岐阜県の災害ボランティアに行ってきました!みなさんご存知の通り、今日本では大雨のせいで多くの地域が被害を受けています。今回の大雨では愛媛や広島の被害が有名ですが、僕の住んでいるとこの近くの岐阜県も川が氾濫して被害が出ているとのことでしたのでお手伝いに行くことにしました!
一日の流れ
災害ボランティアの簡単な1日の流れを書きます
朝 自分の家を出発(僕は今回は朝6時に家を出ました)
7時頃 ボランティアセンターに集合して登録書類などを記入、ボランティア保険に加入
8時 ボランティア派遣スタート。何人かのチームを作ってその日に行うことの作業確認、班長の決定、助けに行くとこの場所の確認、ボランティアセンターを出発
9時 現場に到着
15時 作業終了してボランティアセンターに戻る。作業の報告。解散。
といった感じです。
一つずつ詳しく説明していきますね!
まず朝は早く出ました!ボランティアセンターは朝の8時に始まって、多くの人がいるので早めに行っておいた方がいいと思います。場所にもよりますが、道が通行止めになっていたり災害のせいで渋滞になっていたりするのでボランティアセンターが始まる30分前には着くようにしましょう。僕は今回、1時間前の7時に到着しましたが、すでに多くのボランティアの方たちが待っている状態でした。
ボランティアセンターに到着したら、受付はまだですが受付用紙は先に書くことができたので自分の名前や、どこから来たか(県外、県内、市内)、初めてかどうかを記入します。
そして8時になったら受付が始まります。この時点でかなり多くのボランティアの方が列を作って受付に並んでおりました。受付用紙を渡して、災害ボランティア活動中とわかるワッペンを渡されるのでそれを服の見える部分に張ります。
あと、ボランティアに参加をするには必ずボランティア活動保険というものに加入をしなければなりません。ボランティア中に2次災害に会われた時にちゃんと保険がでるようにするためです。場所にもよると思いますが、500円でボランティア中、ボランティアへの行き帰りを保証してくれる保険に加入が可能です。
詳しくは→ https://www.fukushihoken.co.jp/fukushi/front/council/volunteer_activities.html
僕は現地ではなくて、予め自分の住んでいる市のボランティア活動保険に加入をしていたのでここでは加入しませんでした。
チーム作り
ここまで準備ができたら、奥のテントに行って順番に椅子に座っていきます。すると前から順番に何人か呼ばれるので、呼ばれたら前に進みます。僕の場合は12人呼ばれて、そこにトラック組という今回トラックでボランティアに来てくれた人を一人加えて合計13人のチームを作りました。わざわざトラックでボランティアに来てくださるなんて、素晴らしい。。。。
チームを作ったら、市のスタッフが今回行く場所について説明をしてくれるのでその話を聞きます。また、現場までは車で行くのですが、なるべく車の数を減らしたいのでみんなで相乗りで行くようにそこも話し合います。そして市の方からスコップ等の機具を借りれるのでそれも借りたら現場に向かいます。
僕が一緒に乗り合わせたのは50代と60代のおじちゃんでした。60代のおじちゃんが車を出してくれるということなので車まで向かうと「練馬」と書いてありました。
旅ほだ「今日はどこから来られたのですか?」
と聞くと
おじちゃん「東京だよ。」
という、、、どうやらその方は今日は朝の2時半に家を出て岐阜までボランティアをしに来てくれたみたいです。
おじちゃん「本当は広島の方にボランティアしにいこうとしたんだけどさ、岐阜が近いからここにしたよ。」
とのこと。この方は熊本の震災の時や他の場所にもボランティアの経験があるとのこと。
というか後から色んな人に聞いたらみなさん日本全国からボランティアに来てくださっていました
「三連休遊んでられないよね。」
「居ても立ってもいられなくて来ちゃったよ」
という方たちばかりで、それだけで色んなことを感じました。やっぱりこれが日本人の素晴らしいトコだよなぁ、と再認識。特に多かったのはおじちゃんたちで本当に多くの方が色んな場所から来てくださっていました。ちなみに車を出してくれたおじちゃんは、今日は車中泊して明日もここでボランティアするそうです。そういう人、本当に人間の鏡と思います!!!!
はい!話を戻します。ちなみに、ボランティアセンターには軍手やタオルやマスクやうちわは無料で配っているので忘れた人はここのを使うことができます。もちろん水も無料で配布していたので熱中症対策でいただきましょう!
作業内容
今回僕がボランティアしたのは会社兼ご自宅のある家で、川が氾濫して泥が流れてきてしまったので泥のかき出しや泥を被ってしまった物の処分のお手伝いでした。あとは床下浸水してしまったので畳を剥がして、その下の板を剥がして泥が溜まっているか確認をするということも行いました。ボランティアの中には建築業界やそういうのに詳しい方たちがいたのでとてもスムーズに進んでいました。僕はそういうスキルはなかったので家の裏の泥をかぶっってもう使えなくなった植木鉢や屋根瓦をひたすら運ぶという作業をしていました。
ちなみに、始めの説明でボランティア中は写真撮影を控えるように言われました。というか、そういうのはこういう環境ではモラル的にできないなぁと感じました。以前ニュースで被災している場所の上をドローンが飛んで被災者の方たちが怒っているのを見ました。そうですよね。見せもんじゃないし、なんかそういうんじゃないなと思います。なので僕は現場での写真は撮りませんでした。
あと行った作業は、泥を被ってしまった物をふいたり、路上に溜まっている泥をみんなで掃いたり色々行いました。家で出た廃棄物(ゴミとは言ってはいけません。)はまとめて近くのグラウンドが廃棄物集積所になっているのでそこに持っていきます。ちなみに僕がいった分別所ではちょうど昨日ダイナマイトが発見されたみたいでニュースになっていたそうです。
豪雨災害の廃棄物集積場にダイナマイト 岐阜・関
https://www.asahi.com/articles/ASL7F6JRDL7FOHGB00R.html
作業中にトイレに行きたくなったり休憩をしたくなった時は近くにある集会場が臨時の休憩所として利用できました。中にいくと冷たい飲み物を無料で配っていたりしていました。こういうのを見ると色んなトコで色んな人が動いてこうやってボランティア活動が成り立っているんだなと思いました。本当にみなさん素晴らしいです。
ちなみにお昼ご飯もこの休憩所で食べることができました。大広間になっていて冷房完備で快適でした。
そんなこんなで作業中が終わるとボランティアセンターに戻ります。15時までには作業を終えてセンターの方に今回のボランティアの簡単な報告をする必要があるとのことです。
高速代無料!
なんとこの情報は知りませんでした!なんとなんとボランティアのために高速道路を使うなら高速道路代を免除してくれるとのことです。
もう過ぎてしまった分(今日の行きの高速代)は出ませんが、今日の帰りの分や、もし明日も来るなら明日の往復の高速代が免除になります。
こちらの災害派遣等従事車両証明の申請書を記入します。
そして乗り換える料金所ごとにこちらの紙を書いて、料金所で渡すと本当に無料になりました!東京から来ている人は10枚以上書いておりました。みんながもっとこのシステムを知っていれば、もっと遠くからボランティアにきやすくなりますね!もしかしたら、地域によって違うかもしれませんが岐阜県関市では高速代はどこまで乗っても無料でした!
このような場所で簡単な申請を行うことで高速代免除の紙をもらえます。
ボランティアに必要なもの
今回の災害ボランティアの経験からどんなものが必要か挙げていこうと思います。★印のものはなくてもいいけど、あったら便利という物です。
- タオル
- 水
- 帽子
- お昼ご飯
- 貴重品バッグ
- 除菌シート
- 長靴
- 長袖長ズボン
- ★手押し一輪車(瓦礫や泥を運ぶのにとても便利でした)
- ★デッキブラシ(路面や道路を掃除するのには竹箒よりもデッキブラシがかなり便利でした)
ボランティアセンターにあったリストも貼っておくので参考にしてください!
あと、関市では近くに温泉が無料で開放されていました!
まとめ
いかがでしたでしょうか?僕はマラウイやイスラエルなど色んな海外の国ではボランティアを行ってきましたが、日本でこういう形でボランティアをするのが初めてでした。被災地の凄さよりもボランティアとして来てくれている方たちのココロの優しさに本当に感動しました。正直、ボランティアは今日だけにしようと思いましたが、ああいう方たちの姿を見ていたら明日も行かなきゃって思ったので明日も行こうと思います。みなさんもお時間ある方はまだ支援が必要なので是非ボランティアをやってくださいね。