こんにちは!Hodaです。
オンラインビジネスの立ち上げや運営において、複数のツールを使い分けるのは手間がかかりると思います。そこで今回ご紹介するのがSysteme.io(システムドットアイオー)です。
このオールインワンマーケティングプラットフォームは、セールスファネル構築からEメールマーケティング、ウェブサイト作成、アフィリエイト管理、マーケティング自動化、そしてオンラインコースの提供まで、ビジネスに必要なすべての機能を一つのツールで提供します。本記事では、Systeme.ioのメリットとデメリット、特徴、使い方、料金について詳しく解説します。
Systeme.io とは?
Systeme.ioは、オンラインビジネスの立ち上げと運営に必要なオールインワンマーケティングプラットフォームです。主な機能は、セールスファネルの構築、メールマーケティング、ウェブサイトビルダー、アフィリエイト管理、マーケティングの自動化、そしてオンラインコースの作成です。これらの機能を使って、ビジネスの様々な側面をシンプルに管理できます。無料アカウントがあるので、クレジットカードの情報は不要で簡単に始めることができます。
似ているサービスだとクリックファネルがありますが、機能的にはとても似ています。
Systeme.io の主な機能
Systeme.io には様々な機能がありますが、主な機能は以下です
- セールスファネル:実績のあるテンプレートを利用して簡単に作成。
- Eメールマーケティング:無制限のメール送信とキャンペーン作成。
- ウェブサイト構築:簡単操作でホームページ作成。
- アフィリエイト管理:プログラム作成と報酬自動支払い。
- マーケティング自動化:ワークフローの自動化で時間と労力を節約。
- オンライン講座:簡単にコースを構築し、受講生を管理。
- ブログ運営:トラフィックとコンバージョン率を向上。
その他にも、すべてのプランで以下のような仕様になっています。
- メール送信無制限
- ファイル保存容量無制限
- 受講生数無制限
- 取引手数料無料
個人事業主から中小企業がオンラインビジネスを始めるために必要な機能が揃っています。
また、海外のクラウドサービスではありますが、管理画面が日本語で使えるのも特徴の一つです。
Systeme.io の登録方法
登録方法はとても簡単です。無料アカウントがあるのでまずは無料で試していただくことをオススメします。
▼ 公式サイトに進んだら、右上の 「無料のアカウントを取得する」ボタンをクリックします。
▼ メールアドレスを入力して、次に進みます。
▼ 次のページではメールアドレスの確認のお知らせが届きます。先ほど入力したメールアドレスに「メールアドレスを確認してください」という認証メールが送信されますのでクリックすることでメール認証をすることができます。
▼ メールのリンクをクリックしたら、パスワード作成画面が表示されます。
▼ パスワードを作成したら、ダッシュボードにログインすることができました!これで登録は完了です。次のセクションでは、実際の使い方についてご紹介していきます。
コースを作成する
systeme.io を利用される方のほとんどがオンラインコース作成(LMS)として利用されるケースだと思います。 systeme.io ではコースはProductsに含まれている。コースの作成方法は以下の通りです。
▼ 製品 > コース > 新しいコースを追加する をクリックすることで新規作成ができます。
▼ コース名、スラッグ、テーマを選択します。テーマのカラーバリエーションは複数あります。後ほど変更することも可能です。
▼ これがコースのカリキュラムを作成する画面です。次にモジュールを追加していきます。
「モジュール」はコースカリキュラムを構成するチャプターのようなものです。
systeme.io のコースは以下のように構成されています。レクチャーが実際に学習コンテンツや限定コンテンツが表示される部分になり、モジュールはそれをチャプター分けするためのカテゴリーのようなものです。
モジュール
L レクチャー
L レクチャー
L レクチャー
モジュール
L レクチャー
L レクチャー
L レクチャー
レクチャーを作成する
モジュールとレクチャーについて理解できましたら、次にレクチャーを作成します。一つのコースには無制限でレクチャーを追加することが可能です。
まずは以下のようにレクチャー名などを設定します。「遅らせる」というのはDrip機能のことで、生徒が受講し始めてから時間差でレクチャーを公開できる機能です。テーマも選択することができます。
▼ レクチャーの個々のページは以下のようなエディタを使ってカスタマイズができます。よくあるLMSのプラットフォームではレクチャー画面のテンプレートが固定されていることが多いですが、 systeme.io ではページ毎に柔軟にレイアウトをカスタマイズできるのが特徴です。必ずしも動画コンテンツである必要もなく、画像やテキストなどで構成することもできます。
レクチャーページのカスタマイズでは主に以下のようなブロックを使うことができます。
- テキスト
- 箇条書きテキスト
- ボタン
- 画像
- 動画(Youtube / セルフホスティングに対応)
- オーディオ
- カウントダウン
- よくある質問
- 目次
動画に関しては、1動画あたり最大2GBまでの動画をアップロードすることができます。1動画あたりが2GB以下であれば本数は無制限でアップロードすることができます。セルフホスティングの動画は右クリックしてもダウンロードができない仕様になっています。
コースを販売するには?
systeme.io では、コース自体に価格を付けることはできません。では、どのようにコースを販売するのかと言いますと、以下でご説明するファネルというセールスファネルを利用することで販売します。
コースに価格を付けることはできませんが、セールスファネルによって様々な形式で販売することができるので、柔軟な価格や販売方法で顧客にコースを提供することができるのが特徴です。
ファネル
コースを販売したり、リードを獲得する際に必要なのがファネルになります。systeme.io を利用する場合は、誰もが最低1個のファネルを作成することになると思います。
実際に効果のあるテンプレートから簡単にファネルを作成することができ、柔軟にカスタマイズをすることができます。
ファネルの作成方法
ダッシュボードから ファネル > 作成 をクリックします。
▼ 以下のようにファネルの設定が表示されます。
- オーディエンスを構築する
メールアドレスを収集してメーリングリストを作成する - 販売する
製品またはサービスを販売する - カスタム
カスタム ファネルをゼロから作成する - エバーグリーンウェビナーを実行する
ビジネスを自動化するためにエバーグリーンウェビナーを実施する
上の項目から目的のファネルを簡単に作成することができます。今回は、先ほど作成したコースを販売してみたいので、「販売する」を選択します。
▼ ファネルの設定ページは以下のようになっています。左のサイドバーではファネル内のページが上から順番に並んでいます。そして、「ステップ構成」「自動化ルール」などの部分はファネルの各設定項目です。
まずは、各ページからテンプレートを選択します。
テンプレートを選択すると、以下のようにページのURLや販売形式についてカスタマイズすることができます。
「ページを編集する」をクリックすると、以下のようにページビルダーにてカスタマイズが可能です。細かいデザインなどもカスタマイズすることができ、気が利いています。
▼次のオファーの種類を選択するから アクセス権を渡したい商品や価格プランを設定することができます。価格プランはここで新規に作成することも可能です。
自動化ルール
自動化ルール はいわゆるマーケティングオートメーションの設定です。このファネルに対して、以下のような項目でマーケティングオートメーションを設定することができるようになっています。
A/B テスト
ファネルの各ページに応じて、A/B テスト ができるのが このサービスの特徴です。
統計
ここではこのファネルでの売り上げやリード獲得数などを確認することができます。
ファネルの確認
ファネルの作成ができたら実際に確認してみましょう!「ファネルを見る」をクリックすると、実際にファネルの一番上のページからプレビューを見ることができます。 テスト決済という機能はないので、実際に動作を確認するには 200円くらいの安い金額に設定して、試しに決済をする必要があります。
購入ができたら、実際に設定したオートメーションが機能するか確認してみましょう。
これが基本的にSysteme.io を使って、コースを販売する方法です。
以下ではその他の特徴や機能についてご紹介します。
自動化(オートメーション)
最近ではオートメーションが搭載されているLMSツールは当たり前になってきました。systeme.io でも自動化の機能があり、何かトリガー条件を満たすアクションがあると、別の操作を自動的に行ってくれます。
これによって、毎回手作業でタグを付けたりメールを送信する手間がなくなるので、リード獲得や販売から自動的に幅広いマーケティングに繋げることが用意になります。ファネル内にもありましたが、ここではファネル以外の自動化オートメーションについて設定することができます。
トリガーの種類
実際に利用できるトリガーは以下の種類があります。
- タグが追加されました
コンタクトにタグが追加されたときに発生します - タグを削除しました
タグが連絡先から削除されたときに発生します - ファネル ステップフォーム登録済み
コンタクトがフォームを購読した直後に発生します - ブログフォーム登録しました
コンタクトがブログフォームを購読した直後に発生します - キャンペーン完了
コンタクトがキャンペーンを完了したときに発生します - ウェビナーに登録しました
コンタクトがウェビナーに登録した直後に発生します - コースに登録
コンタクトがコース(講座)に登録した直後に発生します - コース完了
受講生がコースを完了したばかりのときに発生します - モジュールが完成しました
受講生がモジュールを完了したばかりのときに発生します - 講義完了
受講生が講義を終えたばかりのときに発生します - コースバンドルに登録
コンタクトがコース(講座) バンドルに登録した直後に発生します - コミュニティに登録されています
コンタクトがコミュニティに登録したばかりの時に発生します - 新規販売
顧客が購入したときに発生します - 販売中止
サブスクリプションがキャンセルされたとき、または 1 回限りの支払いが払い戻されたときに発生します - Eメール開封済み
コンタクトがメールを開いたときに発生 - 電子メールのリンクがクリックされました
電子メールからのリンクがクリックされたときに発生します - 訪れたページ
ユーザーが選択したページにアクセスしたときに発生します - 購読料の支払いに失敗しました。
購読料の支払いが失敗した場合に発生します。
上記のように多様なトリガーがあるので、様々なアクションに対して自動化を設定することができるようになっています。
▼ 実際に自動化ルールを管理するページです。一覧にトリガー&アクションの詳細が表示されているので一目で内容を確認できて便利です。クリックすると編集をすることができます。
アクションの種類
実際に利用できるアクションは以下の種類があります。
- キャンペーンに申し込む
コンタクトをキャンペーンに登録する - キャンペーンの退会
キャンペーンから連絡先を購読解除する - タグを追加
コンタクトにタグを追加する - タグを削除
コンタクトからタグを削除する - メールを送る
コンタクトにメールを送信する - 特定のメールアドレスにメールを送信する
特定のメールアドレスにメールを送信する - コースに登録する
コンタクトをコース(講座)に登録する - コースへのアクセスを取り消す
コンタクトをコースから登録解除します - ウェブフックを送信
Systeme.io でイベントが発生すると、HTTP リクエストが URL に送信されます。 - コミュニティへのアクセスを許可する
このコンタクトのコミュニティ参加を許可する - コミュニティへのアクセスを取り消す
コンタクトのコミュニティへのアクセスを取り消します - コースバンドルに登録する
コースバンドルへのアクセス権をコンタクトに付与する - コースバンドルへのアクセスを取り消す
コンタクトのコースバンドルへのアクセスを取り消します
トリガーをきっかけとして、コースに登録したりメールを送信することなどができます。
自動化ルール(オートメーション)の特徴
- 各自動化ルールは作成した後で有効・無効を切り替えることができる
- 各自動化ルール毎に動作履歴を確認することができる
ワークフロー
ワークフローはいわゆる自動化の組み合わせのようなものです。自動化ルールでは、一つのトリガーとオートメーションの組合せを作成するものでしたが、ワークフローでは一つのトリガーからシナリオを組んで、複数の自動化を一元管理することができます。
▼ 以下のように一つのトリガーを始まりとして、顧客の条件などによって分岐を作成することもできます。
マーケティングメール
無制限のマーケティングメールを送信できるのも systeme.io の特徴です。
メールには大きく2つのタイプのメールがあります。
- ニュースレター:毎回作成して手動で送るメール
- キャンペーン:事前に作成しておき、自動化などによって自動的にコンタクトに送信されるメール。シナリオメールやステップメールのようなもの
メールの作成方法はどちらも基本的に同じです。
Eメール > 作成 に進みます。
テンプレートを選択することができるので、テンプレートを選択して次に進みます。
▼ 以下のようにメールのカスタマイズ画面に進みます。メール本文をクリックすると、エディターが開くのでページビルダーの要領で簡単にメールをデザインできます。
その他にもメールに関して、以下のような設定ができます。
- 送信者(送信元)のメールアドレスの変更
- 添付ファイルの追加
- 特定のタグが付いてるコンタクトだけに送信
- メール文章内で変数 (例 {email})などの使用が可能
- スケジュール送信
ブログ
systeme.io では、自分のHPを持つことができるので同時にコンテンツマーケティング用のブログを行うこともできます。
ブログに関しては、なんと複数持つことができるのでジャンルに応じてブログサイト自体を分けることができます。
もちろん、その各ブログサイトの中でカテゴリー分けをすることも可能です。
顧客情報の管理
systeme.io では顧客をコンタクトと呼んでいます。
コンタクトを別のプラットフォームから手動で一括で追加することもできますし、一人ずつ手動で追加することもできます。
また、ファネルなどから何かしらのエンゲージメントがあった方は、自動的にここに追加されます。
コンタクトでは以下のような項目がデフォルトとして存在していますが、自由にカスタムフィールドを作成することも可能です。
- Eメール (必須)
- ファーストネーム
- 姓
- 国
- 市
- 住所
- 郵便番号
- 電話番号
- 法人名
- 税番号
- 都道府県
また、コンタクトにタグをつけて分類することができるので、特定のタグを持っている人だけにメールを送信したり、自動化を機能させたりすることができます。
その他、コンタクトに関してできること
- 顧客の情報を絞り込んで、特定のコンタクトだけを表示する
- 複数のコンタクトを選択して、一括で操作をする
- 各コンタクトの情報を手動で上書きする
- 各コンタクトのサブスクリプション履歴、メール受信履歴、タグ履歴などの行動履歴を確認する
製品
上記でご説明したコースも製品の一つですが、その他にも以下のものを製品として販売することも可能です。
- 有形商品(物理的な商品)
- コミュニティ
コミュニティ
コミュニティ機能は、Facebookのようにメンバーがフィード形式の投稿をすることができるプラットフォームです。
コミュニティでは以下のような機能が使えます。
- 招待したユーザーのみ参加 / 誰でも参加
- モデレート機能を使って、投稿の承認・非承認
- トピックを作成して、投稿をカテゴリー分けする
- 投稿に画像を添付する
有形商品(物理的な商品)
コースのようなデジタル商品ではなく、Tシャツや教科書のような物理的な商品も販売することができます。
バリエーションを作成して、服のサイズなどによって在庫数や価格を分けることも可能です。
作成した物理的な商品はコース同様にファネルを使うことで販売ができます。
一般設定
systeme.io で設定できる項目についてご紹介します。
決済手段
systeme.io では多くの支払いゲートウェイを連携することができます。これは巷の似たようなツールと比べて多いので、より多くの顧客が希望する支払い方法を提供することができます。 レビュー時点では、以下の決済ゲートウェイと連携できます
- Stripe
- PayPal
- mercadopagp
- Razorpay
- Flutterwave
- mollie
- Gocardless
- Paystack
- xendit
- Serureandpay
- 代引引換
海外専用のプラットフォームも多いですが、日本ではPayPalやStripeであれば一般的に利用されています。特にStripeと連携することで、クレジットカードでの決済を有効にすることができます。
Eメールに関する設定
- 送信元のドメインに独自ドメインを設定可能
- メールフッター署名の一括設定
カスタム ドメイン
独自ドメインの接続が可能
アフィリエイト機能
ご自身のサイトに対して独自のアフィリエイトマーケティング機能を実装することもできます。
これを設定することで、皆さんのサービスを顧客の方に宣伝してもらい、顧客経由で売り上げが発生した場合にその方にコミッションをお渡しすることができるようになります。
また、大きな特徴として、Wise(旧TransferWise)と連携することによって、アフィリエイターへのコミッションの自動支払いが可能です。
日本語チュートリアル動画もあり
Systeme.io は比較的日本語でのサポートもしっかりとしています。以下では日本語でのチュートリアル動画も用意されています。
https://systeme.io/jp/tutorial
価格プラン
Systeme.io の価格プランは以下のようになっています。無料プランがあるのでまずは無料で試すことができますが、結構制限があるので本格的に利用するにはスタートアッププラン以上が必要になります。
無料 | スタートアップ (Startup) |
ウェビナー (Webinar) |
無制限 (Unlimited) |
|
価格 | ¥0/月 | ¥3,500/月 | ¥6,000/月 | ¥12,500/月 |
コンタクト | 2,000 | 5,000 | 10,000 | 無制限 |
メール送信数 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
セールスファネル | 3 | 10 | 50 | 無制限 |
セールスファネルステップ | 15 | 50 | 300 | 無制限 |
ブログ | 1 | 5 | 20 | 無制限 |
ブログ投稿 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
コース | 1 | 5 | 20 | 無制限 |
受講生 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
コミュニティ | 1 | 5 | 20 | 無制限 |
コミュニティメンバー | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
ファイル保存容量 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
オートメーションルール | 1 | 10 | 100 | 無制限 |
ワークフロー | 1 | 5 | 20 | 無制限 |
タグ | 1 | 10 | 100 | 無制限 |
Eメールキャンペーン | 1 | 10 | 100 | 無制限 |
1-クリックアップセル | 1 | 10 | 100 | 無制限 |
オーダーバンプ | 1 | 10 | 100 | 無制限 |
A/B テスト | 1 | 10 | 50 | 無制限 |
クーポンコード | 1 | 10 | 50 | 無制限 |
デッドラインファネル | ✅ | ✅ | ✅ | ✅ |
受講生の学習履歴 | ✅ | ✅ | ✅ | ✅ |
Stripe インテグレーション | ✅ | ✅ | ✅ | ✅ |
Paypal インテグレーション | ✅ | ✅ | ✅ | ✅ |
代金引換払い | ✅ | ✅ | ✅ | ✅ |
アシスタントアカウント | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
独自アフィリエイト | ✅ | ✅ | ✅ | ✅ |
1分あたりのAPIリクエスト数 | 30 | 60 | 120 | 無制限 |
24/7 メールサポート | ✅ | ✅ | ✅ | ✅ |
カスタムドメイン | 1 | 3 | 10 | 無制限 |
エバーグリーンウェビナー | 0 | 0 | 10 | 無制限 |
ただ、冒頭でもご紹介しましたがすべてのプランで以下のような仕様になっているのは特徴的です。
- メール送信無制限
- ファイル保存容量無制限
- 受講生数無制限
- 取引手数料無料
無料プランであっても、メール送信無制限・受講生無制限というのは珍しいので、無料でも最低限の利用は可能です。
Systeme.io のメリット
僕のサイトでは似たようなツールで KAJABI , Thinkific , teachable などのサービスもご紹介しています。その中で systeme.io の特徴は以下になります。
レクチャーページのカスタマイズが柔軟
基本的にはレクチャーページ(レッスンページ)のテンプレートは決まっているので、動画専用だったりテキスト専用のページが混在しているとレイアウトの統一が難しいのが一般的です。しかし、systeme.io では各レクチャーページのデザインもカスタマイズすることができるので、様々な見せ方で顧客にコースを提供することができます。
A/B テスト ができる
オンラインマーケティングにおいてA/Bテストはとても効果的な手法です。セールスファネルを作成できるツールは多いですが、A/Bテストができるプラットフォームは限られていました。
systeme.io ではファネル内の各ページでA/Bテストを実装することができるので、実際に効果的なランディングページを見つけることができます。
アフィリエイトの自動支払いが可能
独自アフィリエイトセンターを構築できる上に、systeme.io ではアフィリエイトの自動支払いが可能です。
僕がよく紹介している他のサービスだと、独自アフィリエイトはできても実際のアフィリエイターへのお支払いは手動というパターンが多いです。systeme.io では WISEと連携することによって顧客の銀行口座に直接自動的にアフィリエイトコミッションを送金することが可能です。
デメリット
僕自身、似たようなツールとして KAJABI , Thinkific , teachable などの導入サポートなどを行っています。それらと比較した時の systeme.io のデメリットについて挙げたいと思います。
作成できるページがややチープ
Systeme.io ではブログ機能から無制限のカスタムページを作成することができ、ページビルダーを使うことができるのでノーコードでページ作成ができます。しかし、ページビルダーのブロックの種類がやや少なかったり、作成したページ自体も若干チープな感じがします。
僕がよく紹介しているKAJABIであれば、モダンで高速なページを作成することができますし、PCとスマホで見え方を変えることができるのでその点はKAJABIの方がメリットがあると思います。
アップロードできる動画サイズが”2GB/本”まで
1本あたり2GBの動画であれば本数無制限でアップロードすることが可能です。これは普通に十分な仕様ですが、4K動画だったり一本あたりの動画が長いと2GBを超えてしまう可能性があります。
一応 KAJABIであれば1本あたり4GBまで対応しているので、その点ではKAJABIの方がメリットがあります。
インターラクティブなコミュニティがない
systeme.io にはコミュニティ機能はありますが、あくまでもポストを投稿できるようなシンプルなコミュニティだけです。KAJABIではコミュニティ内でZoomのようなミーティングをできたり、チャット形式のようなコミュニティを実装することも可能です。
専用アプリがない
レビュー記事を書いている時点では、 systeme.io のアプリはありません。もちろん、生徒はスマホでもブラウザ経由でみなさんのスクールにアクセスすることはできますが、アプリの方がプッシュ通知を送ったりと管理者目線と生徒目線から使い勝手が良いです。
KAJABIやThinkificでは独自ブランドのアプリを公開する機能も備わっているので、顧客の囲い込みをしたい場合はこれらのツールの方がメリットがあります。
Systeme.ioに関するよくある質問
Systeme.io には無料プランはありますか?
はい。Systeme.io は無料プランがあるので、クレジットカード不要で機能や使用感を試すことができます。
日本語でも使えますか?
はい。管理画面を始めとして、サポートドキュメントが日本語化されているので日本語でも使用することが可能です。各テンプレートもカスタマイズによって日本語化することができます。
HTML、CSS、JSコードを挿入できますか?
はい。各ページにヘッダーコード、フッターコード、トラッキングコードを追加することが可能です。
検索エンジン最適化(SEO)されていますか?
はい。各ページにSEOの設定画面があるので、そこからタイトルタグ、メタタグの設定が可能です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は、Systeme.io という海外ツールについてご紹介をさせていただきました。
まだ比較的新しいサービスということで、荒削りな部分もあるツールですが、これからオンラインビジネスを始める方にとって一つの選択肢になると思います。無料プランがあるので、実際の感じを確かめることができますし、何よりも日本語の管理画面が用意されていることや日本語のマニュアルが用意されているのが大きなメリットだと思います。