今回は、バルト三国の冬の時期の旅行についてご紹介したいと思います 🙂
僕は、バルト三国であるリトアニアに在住していたことがあります。(そのほかにもポーランドやカナダにも住んでいました。)
僕がリトアニアに住んでいた時は、バルト三国を含めてあまりこのエリアに興味のある日本人が少なかったように思えますが、最近はTwitterなどを見ていると結構多くの方が興味を持っていてくれて嬉しく思います。
僕自身、バルト三国(リトアニア、ラトビア、エストニア)には何回も訪れたことがあり、もちろんバルト三国の冬も経験しています笑
https://twitter.com/tabibitohoda/status/1588003036944900098
今回は、そんなバルト三国の冬の観光時の注意点や実際の天気についてご紹介します!
バルト三国の冬の気温
まず僕が長く住んでいたのは南のリトアニア(首都ヴィルニス)ですが、冬は当然のように寒いです。
ただ、寒いと言っても日本で経験できるくらいの寒さで、言ってもマイナス5度くらいでした。
日本の北海道よりも経度が10度くらい高いので、北にあることは間違いないのですが、そこまで極寒というほどの寒さではないです。
また、雪もそこまで降った経験はなく、普通に首都であれば豪雪とまではなりません。(カナダの北の方ではすごかったですが、ヨーロッパの都市ではそこまで積もりません。)
エストニアの気温
以下は最北であるエストニアの年間気温グラフです。見ていただくとわかりますが、8月でも最高平均気温は 25度もいきません。逆に冬もそこまで冷えることはなく、2月でもマイナス10度にも届かない気温となっています。
気づいた方もいるかと思いますが、そうです。バルト三国は夏の観光は最高に気持ちがいいです!笑
日本のようなムシムシした夏は存在せず、日向は温かくても日陰に入ればちょうどよく涼しいのがバルト三国の夏です。僕は過去何度か日本の夏から逃げ出してヨーロッパに滞在していた時期もありました。夏はとても過ごしやすいので一般家庭にはクーラーがないほどです。もちろんショッピングモールや普通のレストランにはクーラーはついていますが、なくても生活できるくらい過ごしやすいのが夏です。
冬に観光はできる?
冬の観光は個人的になんとも言えないのが正直なところです笑
バルト三国の冬の観光にはメリットデメリットがあるので、以下を見ていただければと思います↓
バルト三国:冬の観光のメリット
- 人が少ないのでごみごみしない
- 人が少ないいい写真が撮れる
- 航空券・バスが少し安い
- ツアーが混まない
- 昼が長い(日照時間が長い)
などのメリットがあります。基本的にバルト三国に限らずにヨーロッパの夏というのはかなり混みます。
2022年に僕は夫婦でヨーロッパを周遊しながらYoutube動画をアップしていましが、例えば以下のベルリン(夏)は結構人がいます
逆にシーズンオフである秋~冬のリガはそこまで人がいませんでした↓
冬は確かに寒いですが、日本の最強ユニクロを着込めば正直大丈夫ですし、店内や施設内はヨーロッパはセントラルヒーティングという仕組みがあり、しっかりと温かくなるようになっています。
バルト三国:冬の観光のデメリット
次は冬に観光する際のデメリットです↓
- 基本的に曇り
- 寒い
- 日照時間が短い
となっています。
凄くシンプルに書いてしまいましたが、僕が個人的に感じるデメリットは上記の点になります。
基本的に曇り
ヨーロッパに住んでいないとわからないかと思いますが、ヨーロッパの冬はただただどんよりしています。
これによってノイローゼになる人が増えるくらい天気は基本的に曇りで、晴れになることが珍しいくらいです。
曇りが多いです、日本のように一日中大雨が続くということもありません。(これはメリットかも)
なので、この国の人たちは傘を持ち歩かないことも多いです。基本的にバスやトラムで移動できますし、少し待てば雨はすぐに弱くなるからです。
寒い
今回の記事のテーマでもありますが、冬はやはり寒いです。室内は全く問題ありませんが、やはりそこは寒いです。
体の寒さは大丈夫なのですが、個人的に懸念しているのはスマホ・カメラの寒さ問題です。
こちらの記事でも書いていますが、数年前にタリンに行ったときに寒すぎてスマホとカメラのバッテリーが切れてしまったことがあります。(この時は結構寒かった。)
いい景色を見れてもスマホやカメラが使えずに記録できないのはちょっと残念ですよね。もちろん寒さ対策すれば大丈夫ですが、何も気にせず行くと突然トラブルになることもあるので念頭に入れておいていただければと思います。
日照時間問題
バルト三国は日本よりも経度が高いところにあります。なので、必然的に夏と冬で極端に日照時間が変わってきます。
例えば夏のタリン(エストニア)であれば一番日が長い時で
という感じで、日没が22:40となります。夏のヨーロッパやカナダに行ったことがある方はご存じかと思いますが、この時期になると夜9時でも普通に明るかったりします。日本では経験できない楽しさがあります。
逆に冬になると、
という感じで、もうおやつの3時には暗くなっています。日照時間がなんと6時間しかないので、日中の観光はゆっくりできません。
今、タリンでこの記事を書いているのは11月中旬なのですが、先日観光に入ったら14時には西日が差していました笑 それくらいすぐに昼が終わります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?バルト三国はとても歴史ある街が多く、ウィーンなどよりも街の色合いがシックな感じがして個人的には大好きな場所です。(移住も検討中)
通貨はすべての国でユーロですが、実は物価も比較的安いのがメリットで国の移動もバスで15ユーロとかで行き来することができます。冬には色々と懸念点も多いですが、個人的には人が少ない方が写真を撮れたり、観光地の入場を待たなくていいので冬に行くことが多いのです。
冬のバルト三国に行かれる方にこの記事が参考になれば幸いです!
冬のバルト三国は寒いですか?
はい。確かに寒いですが、極寒というほどではありません。雪もそんなに降りません。
冬にバルト三国観光はアリですか?
個人的には観光オフシーズンである冬のバルト三国はオススメです。ただ、日照時間が短かったり、寒さ問題、天気問題もあるのである程度日数に余裕も持たせておくと良いと思います