みなさんこんにちは!HODAです。
2022年9月現在、今僕らは夫婦でヨーロッパを周遊しております。今回はチェコ・プラハから移動して、Český Krumlov(チェスキークルムロフ)という街に来ました。
元々、僕はヨーロッパに住んでおり、その頃からずっと来てみたいと思っていた街だったですが、今回奥さんと来ることができました 🙂
数日間滞在をして、色々と回ってみましたのでオススメの観光スポットや注意点についてご紹介したいと思います!
チェスキークルムロフとは?
まずチェスキークルムロフという街についての簡単な知識をご紹介したいと思います 🙂
これだけは知っておきたい💡
- チェスキークルムロフはプラハ旧市街と一緒に世界遺産登録されたチェコで最初の世界遺産です
- 他のヨーロッパの都市は、戦争などで破壊されて復元されたりして今の姿があるのがほとんどです。一方チェスキークルムロフは平和に歴史を刻んできています。
- 本当に小さな町なので歩いて観光することが可能
チェスキークルムロフはプラハからバスで約3時間のところにあるチェコの小さな街です。
伝説によると「クルムロフ」という名前はドイツ語の「Krumme Aue」に由来し、「曲がった牧草地」と訳されることがあります。地図を見ていただくとわかりますが、チェスキークルムロフの周りにはヴァルタヴァ川が大きく曲がりくねって流れています。
昔から長い間、この川の流れが生活の交通手段でした。今では、川ではカヌーやイカダツアーなどのアクティビティを楽しむことができます。
ヨーロッパで最も美しい町の 1 つとされており、ルネッサンスとバロック建築の家々や通りはまさにミニチュアを見ているようです。町は小さく、約20分ほどの徒歩で街の反対側に行くことができます。
チェスキークルムロフの歴史を時系列で
チェスキークルムロフの歴史を簡単に把握するために、以下に簡単で時系列をまとめました↓↓
-
13世紀:チェスキークルムロフ城が建設されました。この城は、ボヘミア王国の重要な要塞として、ドイツ騎士団との戦争や、モンゴルの侵略からボヘミアを守るために建設されました。
-
14世紀:チェスキークルムロフは、王室の支配下に入りました。この時期に、城は拡張され、より壮大な要塞となりました。
-
15世紀:チェスキークルムロフは、商業と文化の中心地として発展しました。この時期に、市場が開かれ、多くの商人や職人が移住しました。
-
16世紀:チェスキークルムロフは、ハプスブルク家の支配下に入りました。この時期に、城や街の建築物は再建され、ルネサンス様式の建物が多く建設されました。
-
17世紀:チェスキークルムロフは、三十年戦争での戦闘によって甚大な被害を受けました。この時期に、城は破壊され、多くの市民が命を落としました。
-
18世紀:チェスキークルムロフは、再び重要な商業中心地として発展しました。この時期に、多くのバロック様式の建物が建設されました。
-
19世紀:チェスキークルムロフは、観光地として注目を集めるようになりました。この時期に、多くの観光客が訪れ、多くの建物や景観が保存されました。
-
20世紀:チェスキークルムロフは、第二次世界大戦中にナチスの占領下に置かれ、多くの被害を受けました。しかし、戦後、復興が進められ、観光地として再び発展しました。
チェスキークルムロフの観光すべき場所
今回、僕らが実際に訪問したオススメの観光地をご紹介したいと思います!
チェスキー・クルムロフ城(Český Krumlov Castle)
まず一番行くべき観光スポットは「チェスキー・クルムロフ城」です。
※チェスキー・クルムロフ城のチケットを購入するにはこちら
ルネッサンス様式の城は、町を見下ろす高台にあり13 世紀に誕生しました。貴族のロジュンベルク家とシュヴァルツェンベルク家の住居となり、今の姿となっています。城の内部に入るには有料のツアーが必要となりますが、敷地内であれば自由に散策することができます。
お城のおすすめポイントは以下の「プラーシュトヴィ橋」という橋です。ここには無料で行くことができ、チェスキークルムロフの街を一望することができます。また、実はここには夜も自由に訪れることができるので、チェスキークルムロフの夜景を見に訪れることもオススメです。
日中は人で溢れていますが、夜はほとんど人がいないのでオススメです。
橋からは以下のような夜景を撮影することができました(^^)/
「チェスキー・クルムロフ城」は無料でも十分に楽しむことができますし、お城に向かうまでに色々と可愛いレストランやお土産屋さんがあるのでそこで楽しむことができると思います。
チェスキー クルムロフの街並みをよく見ると「壁にレンガなどの絵がかかれている」ということがわかります。これは昔この街にはお金がなかったので、見栄えをよくしようと描かれたものです。お城の壁をよく見ると実に繊細にデザインが描かれているので、それを見るだけでも楽しいです。
クマがいる!
実はお城の敷地内では2頭のヒクマが飼育されています。クマ飼育の歴史は、最後のローゼンベルク家の時代である 16 世紀にさかのぼります。クマは 1707 年以来、クマの外堀で飼われてきました。クマは城の家紋にも登場しているので深いつながりがあるようです。
天気の悪い日はもしかしたら見れないかもしれませんが、天気のいい日中は柵の下のクマを見ることができると思います!
チェスキー・クルムロフ城の塔
日本で言うところの「天守閣」にあたる塔です。丸形の塔で六階建てになっています。塔には登ることもできますし、下からそのデザインを眺めるだけでもよいと思います。ゴシック様式とルネサンス様式の建築がとても美しいです。
塔の入場料:180 CZK(大人)
ザーメツカー庭園
ザーメツカー庭園は、チェスキークルムロフ城の奥にあるとても綺麗な庭園です。
場所は先ほどの「プラーシュトヴィ橋」をまっすぐ進んだ場所にあります。ここの庭園は開園時間が決まっているので24時間訪れることはできません。(17時に門が閉まってしまいます。)
https://twitter.com/tabibitohoda/status/1568942648378933254
とても綺麗な庭園で、生垣が整理されており、美しい花々を見ることができます。ここからもチェスキークルムロフの街並みを一望できるのでオススメです。
Church of St. Vitus(聖ヴィート教会)
後期ゴシック様式の教会です。内部には無料で入ることができます。1400年頃に建てられた教会です。
街並みを散策
正直、チェスキークルムロフで見ていただきたい観光スポットは上記の建物等になります。ただ、ここの特徴はなんと言っても「街が可愛い」という部分です。普通に市街地を散策するだけでおしゃれな撮影スポットを見つけることができますし、ベンチがあちこちにあるのでゆっくりと街の雰囲気を味わうのも良いと思います(^^)
レストランも街の雰囲気にあっていて、古いヨーロッパの感じの雰囲気を楽しむことができると思います。
以下は僕が撮影した実際の街並みの写真です★
街並みを一望する
お城や観光地自体に行くのもいいですが、街全体を一望するだけでも幸せな気持ちになれるのがこの町です。オススメのパノラマスポットは以下の場所です。
セミナールニー庭園(Seminární zahrada)
街全体を一望したい最適なスポットはここです!セミナールニー庭園は、まさにチェスキークルムロフ城を一望するためにある場所になります。オススメのは早朝で、ほとんど人がいないことと、日当たり的にちょうど太陽光で街が照らされるので撮影がしやすいです!
聖ヴィート教会の裏側
聖ヴィート教会の裏側に進むとちょっとした展望台があるので、そこからも街並みを撮影することができます。
チェスキー・クルムロフ城の扉から
実は上る際に、左手に扉があるのですがこちらがテラスになっており、外を一望できます。夜は19時頃に閉まってしまいまいした。また、朝は7:30頃には開いていました。(動画をご覧ください)
ザーメツカー庭園から
ザーメツカー庭園を少し下に進んだところにも展望エリアがあり、チェスキークルムロフの街並みとお城を一緒に撮影することができます。
美術館を楽しむ
いくつか美術館があるので雨の日や気分を変えたい日は以下の美術館がオススメです。
Regional Museum in the Czech Krumlov(チェスキー クルムロフの地域博物館)
チェスキー クルムロフについての歴史を展示しているメインのミュージアムです。
入場料:60CZK(大人)
Museum Of Commerce(Muzeum obchodu Český Krumlov)
Museum Of Commerceは名前の通り、「商売のミュージアム」となっており、チェコのお店や販売機器などの歴史を見ることができます。ミュージアムというよりかは小さな展示場のような形で無料で入ることができます。レトロな雰囲気のある展示物が多いので、昭和好きにはたまらないかもしれません。
蝋人形博物館
WAXミュージアムは割とどこでもあるのでわざわざここで行かなくてもいいかもしれませんが、もしお時間に余裕があったら行ってみてもいいと思います!
エゴン・シーレ美術館(Egon Schiele Art Centrum)
オーストリア人の画家エゴン シーレの作品を展示する、16 世紀のブルワリーを利用した現代美術館です。ショップとカフェが併設されています。
入場料: 200CZK
モルダバイト博物館
モルダバイトの宝石に興味があるかたは是非!
その他のミュージアム
- 3D Museum(いわゆるトリックアート的な美術館)
- Muzeum historických motocyklů(バイクに関する美術館)
ヴルタヴァ川ラフティング体験
おとぎ話のような街チェスキー クルムロフは、ヴルタヴァ川をラフティングで下ったり、見事な建築物を通り過ぎたりしながら、水上から楽しむのに最適です。城のすぐそばで筏に乗り、下流にあるチェスケ ブデヨヴィツェに向かいます。ここは魔法のような旧市街があるもう 1 つの夢のような街です。
ラフティングが怖いというかたには、イカダでのツアーも用意されています。川を進みながらガイドさんがチェスキークルムロフの歴史について説明してくれます。
チェスキークルムロフはつまらない?
チェスキークルムロフはつまらないという意見も少なからずあるようです。確かにチェスキークルムロフは小さな街なのでレジャー的なものはほとんどなく、ナイトライフもそこまで充実しておらず多くのレストランは夜には閉店してしまいます。
そういう意味ではチェスキークルムロフはちょっとつまらないかもしれません。ただ、ここはそういう観光地ではなく、ゆっくりとした時間を過ごしたり、歴史ある街並みを楽しむ場所だと僕は感じました。
正直、観光地をすべて回るだけなら丸一日あれば足りますが、ここの時間の流れを感じたい方は1週間滞在しても足りないかもしれません 🙂
英語は通じる?
30か国以上回ってきた僕の経験から言うと、チェスキークルムロフでは「英語はまぁまぁ通じる」という印象でした。ホテルの人、現地レストランの人、現地スーパーの人などと会ってみた感じだと「話せる人もいるけど話せない人もいる」という感じです。ただ、他のヨーロッパの各都市同様で若い人は話せますが、お年を召された方はあまり話せないという印象です。旅行をする分には特に問題ないですし、今ではGoolgle翻訳もできるので特に困らないかと思います。
持っていくとよいものなど
小銭(ユーロ)
公共トイレはまぁまぁありますが、どれも有料です。トイレは一回1ユーロもしくは20CZKなので小銭があった方が良いです。
上着・ジャケットなど
チェスキークルムロフはプラハと違って山の中にあるので冷えます。僕らが訪れたのは9月頭でしたが、すでに寒いと感じることも多々ありました。プラハにいた時は暑かったのですが、ここに来た瞬間寒くなります。
歩きやすい靴
チェスキークルムロフの道路は基本的にタイルなのでごつごつしています。サンダルなどでも良いと思いますが、できれば歩きやすいスニーカーがあると良いです。
Wifiはある?
街中にそこまで多くは無料Wifiがある訳ではありませんが、いくつか無料Wiifスポットを見つけたのでご紹介します!(街中をスキャンしながら回りました笑)
- 旧市街スクエアの「Info Czech Krumlov」周辺 → 街公式の無料Wifiが飛んでいます。
- OMNES CAFFE Arleta → おそらくチェスキークルムロフ唯一の電源カフェです。無料Wifiも提供しています。
- Hospoda Na Louži の前の通り → 謎の無料Wifiが飛んでいるので接続することができました
もちろん、他にもレストランなどで使えるWifiはありますが、パスワードが必要なので何かを注文した時にスタッフさんに聞くのが良いです(^^)/
オススメのカフェ【OMNES CAFFE Arleta】
OMNES CAFFE Arletaは、恐らくチェスキークルムロフで唯一の電源カフェです。お店の外観はとても可愛くて、ロケーションはスクエアの近くにあるのでアクセスはとても良いです。
Wifiはチェスキークルムロフで計測した中では比較的高速でした!また、サンドイッチは90CZKから注文することができ、味も美味しかったです。
僕たちはバスを待つ時間があったので、ここで数時間滞在しましたがとても快適でした。意外とそこまで混むことはなかったので、長居しても迷惑ではなかったです。(ほとんど僕らしかお客さんはいませんでした、、、)Googleのレビューもとても良いのでちょっとゆっくりしたい時や、パソコンで何か作業をしたい時はここのカフェをオススメします!トイレも無料でとても綺麗でした!
↓詳しくはこちらの記事にも紹介されています★
https://73canvas.com/caffe-arleta/
残念なコト
実はチェスキークルムロフのレストランやお店では「アジア人差別」という口コミが多いです。実際に僕も近くのスーパーマーケットやレストランで店員の接客を受けた時に何回か「あれ?」という部分は感じました。他のお客様には普通に接しているのに僕らの時だけ挨拶しても返事がなかったり、無言だったりすることがありました。僕自身何年もヨーロッパに住んでいたので、何回かこういう差別的な部分も肌で感じていましたが、チェスキークルムロフでは割とその回数が多かったです。
実際にレストランを色々探していた時に以下のような口コミもあったので、やっぱり他の人も感じているんだなぁと思いました。
基本的に若い店員さんはそんなことありませんが、お年を召された方はちょっとアジア人とのコミュニケーションが苦手なようです!
まとめ
いかかでしたてしょうか? 僕ら夫婦はチェスキークルムロフを気に入りすぎてしまって街の小道などくまなくウロウロしていました笑
街全体がミニチュアの様にオシャレで、そこまで人も多くなかったので観光しやすかったです。プラハや近郊都市からのバスも多いので是非近くにした際は観光されることをオススメします!個人的には最低 丸2日は観光できるようにスケジューリングすると良いと思います 😀
↓夫婦で旅行しながら海外の美しい観光地を簡単な解説付き4K動画でご紹介しています!よければご覧ください(^^)/
チェスキークルムロフはなぜ世界で一番美しいと言われている?
チェスキークルムロフは、中世の時代から美しい建造物や景観が保存されていることが理由の一つです。また、城壁に囲まれた中世の街並みが美しく、川や橋とともに絵画のような美しさを持っています。さらに、街の中心には「クルムロフ城」と呼ばれる、美しい城があります。このような歴史的建造物や景観の美しさが、チェスキークルムロフが世界で最も美しい都市の1つとされる理由です。
チェスキークルムロフで人気のお土産は?
チェスキークルムロフで人気のお土産は、グラス製品や木製品、ボヘミアンクリスタル、宝石、陶器などがあります。また、現地で作られた伝統的なお菓子やお酒も人気があります。例えば、トルタやクルムロフスカー・オブロジェニ・クトリ、ビール、チェコワインなどが挙げられます。これらのお土産は、チェスキークルムロフの街の中心部や、旧市街広場周辺にあるお土産屋やスーベニアショップなどで手に入れることができます。
The Review
チェスキークルムロフ
チェコで最初に世界遺産に登録された歴史ある街。街全体がミニチュアのようにとても可愛いです。街は小さいので歩いてすぐに回ることができますが、小道を散策したりするとすぐに時間が過ぎてしまいます(^^)
PROS
- 歴史ある建物を見れる
- 最高の絶景が見られる
- 徒歩ですべて回れる
CONS
- ナイトライフはそこまでない
- ちょっとアジア人はウェルカムではない感じ
Review Breakdown
-
訪れる価値
-
現地の人たちのフレンドリーさ
-
物価の安さ
-
写真の映え度