みなさんこんにちは!デンマーク在住の海外フリーランスの@HODAです!
Microsoft WordやWordPressなどのテキストエディターを使用する際にキーボードのEnterキーを押すと、文書に改行が入ることは多くの方がご存知だと思います。
しかし、Enterキーだけの改行とShift+Enterキーの改行の違いについては、実はあまり知られていません。
今回はこの2つの改行の違いと、その使い分け方についてご紹介したいと思います。
Enterキーを押すと、新しい段落を作成するように指示します。デフォルトの動作では、2つの行の間にギャップが置かれます。
Shift-Enterを押すと、ワードに1行進むように指示しますが、Shift-Enterは新しい段落を指示しないので、Enterのように2行の間に隙間を作ることはありません。
Enterキーだけの改行とShift+Enterキーの改行の違いとは
テキストエディター で Enterキーを押下すると新しい行が表示されると広く考えられていますが、実はそうではありません。
Enter キーを押すと、新しい行ではなく新しい段落が作成されます。なのでEnterキーだけの改行は実は改行ではなく、新しい段落を作成するという操作になります。(段落の改行とも言う。)
新しい行ではなく新しい段落を作成すると、新しい段落の書式設定が行われるため、テキスト間にギャップが残ります。Shift+Enter を使用すると新しい行が作成され、テキスト間に隙間があまり残りません。
Enterキーだけの改行の使い方と特徴
Enterキーだけの改行は以下のような使い方がされることが多いです。
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段落の区切り: Enterキーを押すことで、新しい段落が始まります。文章の意味的な区切りやアイデアのまとまりを示すために使用されます。
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余白の追加: Enterキーだけの改行を行うと、段落間に余白が追加されます。これにより、改行したテキストが上下に一定のスペースを持つようになります。
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HTMLタグの解釈: HTMLにおいては、Enterキーだけの改行は
<p>
タグとして解釈されます。つまり、段落要素を表すタグとなります。Enterキーの改行をすることでCSSなどの装飾をリセットして行を始めることができます。 -
長い文章の整形: 長い文章を読みやすく整形するために、適切な箇所で段落を区切ることができます。段落ごとにまとまった内容やアイデアを明確に示すことで、読み手にとっても理解しやすくなります。
Enterキーだけの改行は文章の構造を整え、可読性を高めるための重要な要素です。適切なタイミングや場所で改行を行うことで、読者にとってわかりやすい記事を作成することができます。
Shift+Enterキーの改行の使い方と特徴
Shift+Enterキーの改行はEnterキーだけの改行と比べて使う頻度が少ないかもしれませんが、以下の特徴があります。
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行内改行: Shift+Enterキーを押すことで、同じ段落内の改行を行います。つまり、改行が入っても段落が変わらず、行内での改行として扱われます。
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余白の追加なし: Shift+Enterキーの改行では、段落間に余白が追加されません。改行したテキストが上下にスペースを持たず、行内で連続したテキストとして表示されます。
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HTMLタグの解釈: HTMLにおいては、Shift+Enterキーの改行は
<br>
タグとして解釈されます。つまり、改行要素を表すタグとなります。Shift+Enterキーで改行したとしてもCSSは引き続き要素に適用された状態になります。 -
短いフレーズの改行: Shift+Enterキーの改行は、短いフレーズや文内の改行を行うために使用されます。例えば、アドレスや連絡先など、改行を入れることで見やすさや整形を向上させる場合に使用されます。
「短いフレーズの改行」についてですが、例えばメールの署名でアドレスや連絡先を記載することがあると思います。その際に Shift+Enterキーの改行を使うことで以下のように見やすく表示することができます。
役職: 部長
会社名: 株式会社〇〇
住所: 東京都〇〇市〇〇区〇〇町1-2-3
電話番号:
012-3456-7890
メールアドレス:
taro.yamada@example.com
↑あえて上下の隙間を狭くしているので見やすいですね~
改行の使い分けのポイント
各改行には上記のような特徴があるのでケースに応じて適切に使いわけるのが好ましいです。
- 段落の区切り:Enterキーを使用して段落を区切ることで、文章の構造を明確にします。各段落は意味のあるまとまりを形成し、読みやすさを向上させます。
- 行内の改行:Shift+Enterキーを使用して、行内の改行を行います。これは文章内で改行を入れる際に使用されます。例えば、アドレスや署名のような情報を改行する場合などに利用されます。
- 強調やリスト:テキストの一部を強調したり、箇条書きのリストを作成する際には、適切な改行を使用します。例えば、ハイライトしたいキーワードや重要なポイントに改行を入れることで、視覚的な強調効果を与えることができます。
- 長文の分割:長い文章を読みやすくするためにも改行を活用します。長文を複数の段落に分割したり、必要な箇所で適切な位置に改行を挿入することで、読みやすさを向上させます。
以上が改行の使い分けの一般的なポイントですが、具体的な文脈や文章の目的によって使い方が異なることもあります。文章の読みやすさや伝わりやすさを考慮しながら、適切な改行を行うことが重要です。
この改行の考え方はWordだけでなく、WordPressやShopifyやKajabiなどのテキストエディターで共通の考え方となっています。みなさんがこれから使うツールも同じ仕組みになっている可能性が高いので、しっかりと覚えて見やすい文章ができるように心がけましょう。
Enterキーだけの改行とShift+Enterキーの改行の違いは何ですか?
Enterキーだけの改行は段落の区切りを表します。つまり、新しい段落を始めるための改行です。一方、Shift+Enterキーの改行は行内での改行を行います。文章の途中で改行を挿入するために使用されます。
Enterキーだけの改行とShift+Enterキーの改行、どちらが一般的に使われるのですか?
一般的にはEnterキーだけの改行がよく使われます。Enterキーを押すことで段落を区切り、文章の構造を明確にします。Shift+Enterキーの改行は特定のケースや文脈で使われますが、一般的な文章ではあまり使用されません。
Enterキーだけの改行とShift+Enterキーの改行の使い分けのポイントはありますか?
Enterキーだけの改行は段落の区切りや長文の分割に使用されます。文章の構造を明確にし、読みやすさを向上させます。一方、Shift+Enterキーの改行は行内の改行や特定の箇所での改行に使用されます。アドレスや署名など、行内で改行が必要な場合に利用されます。適切な使い分けには文脈や文章の目的を考慮する必要があります。