2024年も引き続き、Shopifyの人気はマーケット内で高まっています。
僕自身、WordPress、Kajabiと共にShopifyパートナーとしてShopifyサイトの導入・構築なども行った経験があります。
僕の構築の方法としては、海外の有料テーマを使用して比較的に簡単にShopifyサイトを構築するという方法を取っています。
今回は、そんなShopifyにおすすめな海外有料テーマをいくつかご紹介します。DEMOサイトも一緒に用意していますので、雰囲気に合うテーマがありましたら試してみて損はないかと思います。
各テーマは すべて 100ドル以下で購入できるので、かなりコスパは高いです 🙂
Shopifyは越境ECに向いている?
Shopifyはテーマに限らず、越境EC(グローバルEコマース)に向いているサービスです。
元々、海外発祥のサービスですので海外発送に対応をしていますし、複数通貨にも対応しています。
後はサイトの見栄えの部分をテーマで補う必要があると思いますが、それらは以下で紹介しているようなテーマを使用することで強化することができます。
ECサイト構築時に求める機能
Shopifyではそのままの状態でもしっかりと物販ができるような仕組みが用意されているかなり高機能なサービスです。
ただ、あくまでも最低限の機能なり、それ以上の機能を追加したい場合はテーマを購入するかアプリを追加する必要があります。
僕がECサイトの制作をしている中で、多くのクライアント様がECサイトに求めている機能は主に以下になります。
- 高速なページ読み込み
- モバイルレスポンシブ(スマホでも見やすい)
- 高いSEO効果
- 柔軟な送料設定・計算
- シンプルな決済ページ
- 構築後もページを簡単に追加できるようなカスタマイズ性
- 購入済み顧客の管理・セグメント化
- 複数の支払い方法の受付
上記の項目などが、ECサイト構築時に求められている主要要素だと思います。この中にはもともとShopify自体で解決できている項目もありますが、テーマやアプリを入れることでもっと良くなる項目もあります。
今回ご紹介するテーマはかなり高機能かつデザイン性にも優れていますのでデモサイトや商品ページを見ていただきまして、参考にいただけますと幸いです。
①Wokiee – Multipurpose Shopify Theme(79ドル)
Wokiee は、海外の有料テーマの中でもかなり評価が高い高機能なShopifyテーマです。多機能すぎてすべてを書ききれませが、僕自身もこのテーマで多くのサイトを構築をさせていただきました。
Wokieeの主な特徴
ざっくりとですが、このテーマには以下のような機能&特徴があります。
↓サイト速度に考慮されたテーマ
↓商品検索時のフィルタリング機能も充実しています。リアルタイムで検索結果を表示できます。
↓ 普段だったら、アプリで追加する必要があるような機能もすべて含まれています。
- メガメニュー
- Instagramフィード表示
- 欲しいものリスト
- 商品比較
- 関連商品
- セールス価格カウントダウン
- 絞り込みフィルター
↓ ワンクリックでインストールすることができる用意されたテンプレート
↓ 商品ページだけでも 8種類の見せ方が可能
↓ ヘッダーの表示の種類もかなりあります。
↓ アパレルサイトでは当たり前ですが、カラーバリエーションの表示も簡単です。
↓ 3Dモデルの表示も可能
AJAXに対応しているので、カート内の商品の数の変更などはリアルタイムで反映されます。
↓ Googleリッチスニペットに対応しているので、Google検索結果に星の数が表示されるようになり、SEO的に有利になります。
↓ Weglot というアプリとスムーズに連携することができるので、多言語サイトも構築できます。これは越境ECにも適している機能です。
↓ 英語ではありますが、しっかりとしたヘルプドキュメントと、動画解説があります。
↓ 海外の有料テーマでは当たり前ですが、手厚いサポートがこのテーマにもついて来ます。
その他にも多くの機能が備わっているテーマなので、是非DEMOサイトから確認いただければと思います!
Wokieeのその他の機能
- 画像の自動サイズ変更
- 独自のローカライズ(日本語化)が可能
- ワンクリックで簡単インストール
- 86 以上のホームページ レイアウト
- メガメニュー
- 3D、VR、YouTube 動画を商品ページ上に表示
- 商品検索時の多くの絞り込みフィルター
- AJAX 検索:ページの読み込み不要で高速検索
- Google リッチ スニペット ツール
② Shella – Multipurpose Shopify Theme(69ドル)
Shellaは高速かつ、多機能の有料Shopifyテーマです。上記のWokieeとほぼ同じ機能が備わっており、海外でも高い評価を受けているテーマです。
Shellaの主な特徴
こちらのテーマをすぐにインストールすることができるテーマテンプレートが用意されています。
海外のドロップシッピングツールであるOberloとスムーズに連携することができるので、ドロップシッピングを行いたい方にも向いています。
↓ 越境ECには嬉しい、複数通貨の設定も可能です。
↓ モダンなUIがサイト全体にデザインされています。PCでもスマホでも使いやすいようになっています。
↓ 縦向きのメガメニューも用意されているので、商品数が増えてもカテゴリーから商品を見つけやすいようになっています。
↓ Productsページのカスタマイズも自由自在
↓ 意外とテーマ固有のデザインになりがちなヘッダーやフッターにも多くの種類があります。
↓ AJAX にも対応しているので、検索時にキーワードを入れたらすぐに該当商品が表示されます。
↓ サイズガイドの表示もできるようになっています
↓メールマガジンのリード獲得のためのページポップアップ機能も備わっているので別のアプリは不要です。
Shellaのその他の機能
- モバイル最適化/ モバイル ファースト / 100% レスポンシブ デザイン
- SEO最適化
- Google リッチ スニペット ツール
- あらかじめ日本語に翻訳済
- 豊富なカラーオプション
- 配送料計算機能
- ウィッシュリスト
- 製品の比較
- 3D製品モデル
③Ella – Multipurpose Shopify Theme (89ドル)
Ella はこの記事を執筆時点でマーケットで一番人気の有料Shopifyテーマです。マルチパーパスで使用することができるので、個人の販売サイトも作成できますし、大規模なショッピングサイトの構築もすることができるテーマです。とてもクリエイティブなテーマということで、デザイン面や機能面で人気です。
特にモバイルファーストとしているので、スマホでみた時のサイトデザインが秀逸なのが特徴的です。
Ella主な機能
↓ 画像の Before & After 機能
↓ ページ上で流れるお知らせを実装できます。
↓ 商品ページ上でカラーの変更も可能です
↓ 他の有料テーマに劣らず、多くの用意されたデザインテンプレートが使用可能です
↓ カスタマイズ性はかなり高いです。テンプレートをインストールしてから、みなさんのビジネスに合わせてデザインや機能を調整できます。
↓ サイトスピードにはかなり配慮されています。
↓ 通貨と言語の切り替えも簡単です。そして見やすい。。。
↓ ヘッダー・フッターのデザインも自由自在
Ellaのその他の機能
- Google のリッチスニペット対応
- レスポンシブ デザイン、モバイル最適化、優れた UI/UX
- Google Web Fonts の統合、Shopify のフォント ピッカーのサポート
- 複数のヘッダーとフッター、複数のモバイル ヘッダー
- 詳細サイズ表(商品ごとに異なるサイズ表)
- 自動画像サイズ変更
- ホームページのビルダー機能
- インスタグラムギャラリー
- ビデオスライダー
- アップセル機能
- ニュースレター登録ポップアップ
Shopify海外有料テーマのメリット
低コスト
海外テーマの一番のメリットは【機能性&コスパ】だと思います。Shopify公式でも多くの有料テーマが販売されていますが、公式のテーマはデザイン重視で機能はそこまで充実はしていません。Shopifyは基本的にテーマ + アプリを組み合わせることで希望の機能を追加したりして理想のECサイトを構築していきます。
ただ、Shopifyのアプリはその多くが有料サブスクリプション型ということで、ランニングコストがかかるので、多くのアプリ(機能)を追加するとその分継続コストが発生してしまいます。
そこで予め必要な機能が備わっているテーマを購入することで、アプリ購入コストを抑えることができます。
デザイン&サイト速度
各テーマのデモサイトを見ていただければわかりますが、海外の洗練されたデザインはやはり使っていて気持ちがいいです。未だに国内の通販サイトを見ていると、スゴイ古いデザインのECサイトを見かけることがありますが、やはり新しいデザインのサイトの方が信頼ができると思う人がほとんどだと思います。
また、ECサイトではページ速度というのが命です。有名な話ですが、Amazonでは「0.1秒 ページ読み込みが遅くなると売り上げが1%減る」と言われています。
ページ速度が遅ければすぐに離脱して、購入(コンバージョン)につながらないのでしっかりとページ速度にも考慮されたテーマを使うことが必要です。
サポート
今回ご紹介したテーマではすべてしっかりとしたカスタマーサポートが付いています。最初の期間のサポートは6か月ですが、必要であればテーマの金額以下の価格でサポートを延長することができます。僕もテーマのサポートにはかなりお世話になり、多くの問題を解決してもらいました。国内企業のよくあるサポートとは違い、海外のサポートは話が早いので困った部分があれば直接エンジニアが修正してくれたりもします。(テーマや問題にもよりますが。)
ただ、もちろんやり取りはすべて英語になるので英語に抵抗がある方はこの点はあまりメリットではないかもしれません。
Shopify海外有料テーマのデメリット
すべて英語
海外のテーマということなので、テーマのヘルプドキュメントや動画はすべて英語です。ただ、今の時代はすべてページ翻訳などをすることができるので、ある程度理解することができるのでそこまで大きな問題ではないかもしれません。 Shopifyの場合は、大元のShopify部分は日本語で使用することができるので、そこまでサイト構築に苦労することは少ないかもしれません。
今ECサイトを構築するならShopify!
数年前までは、【ECサイトの構築】と聞くとかなりコストがかかる作業と思われていました。
ただ、今ではノーコードやSAASのサービスが当たり前になってきまして、Shopifyのように自分でストアを持つことが比較的簡単になっています。
すべては紹介しきれていませんが、以下の動画でShopifyの基本的な操作をご紹介しておりますのでご参考いただけますと嬉しく思います 🙂
Shopifyの海外テーマは高機能ですか?
はい。Shopify公式テーマではなく、 themeforest.net のようなマーケットにあるShopifyテーマはかなり高機能なものが多いです。サイト速度に配慮されていることはもちろんのこと、大手通販サイトにも引け劣らない機能が含まれているものが多いです。
Shopifyの海外テーマはサポートは受けられますか?
はい。基本的に各テーマのサポートはかなり献身的だと思います。テーマによっては24時間対応のものもありますし、バグや問題の内容によってはエンジニアが直接修正してくれることもあります。