メール配信ツールを使用する場合、基本的に大きの2種類のメール形式があります。
1つは「HTMLメール」でもう一つが「プレーンテキストメール(テキストベースメール)」です。
今回は、この2つのメール形式のメリットとデメリットについてご紹介します。
プレーンテキストメールとは?
プレーンテキストメールは、名前の通りテキストをベースとして構成されているメールです。
フォント、文字色、画像などを調整することはできますが、基本的には文字だけで構成されているシンプルなメールです。これはメールマーケティングが始まってから一般的に利用されているメールです。
プレーンテキストメールの長所
- 個人間のやり取りに向いている:友人やクライアントに送信するメール形式のほとんどがプレーンテキストメールです。
- すぐに読み込まれる:不要なコードや画像などがないメールなので、メールはすぐに読み込まれます。
- すべてのデバイスで動作します:テキストだけで構成されているので、スマホ・デスクトップ・ノートパソコンなどデバイスを問わずに読むことができます。また、Gmail、Outlook、Appleメールなどのソフトにも左右されずに読むことができます。
- テキスト読み上げにも対応:目が見えない方などは「テキスト読み上げ」機能などを使用してメールを読んでいます。テキストメールの場合は、テキストがそのまま読み上げれるので問題ありません。HTMLメールでも画像の代わりに文字を置き換えたりすることができますが、それでも変な風に読み上げられてしまうこともあります。
プレーンテキストメールの短所
- メールが質素:マーケティングメールとしてプレーンテキストのメールを送信する場合は、ちょっと質素すぎるかもしれません。
HTMLメール
ここ数年でかなり見かけるようになったのが、「HTMLメール」です。メール内にもHTMLを使用することで、多彩な装飾をつけたり、画像を多く使用しているメールです。
HTMLメールの長所
- 無限のデザイン性:HTMLを使用することで、思い通りのレイアウト・フォント・配色を行うことができるようになります。
- デザインが綺麗:テキストだけのメールと違い、デザイン性が良いのは一目瞭然です。
HTMLメールの短所
- プロモーションタブ・迷惑メールにいく可能性が上がる:Gmailをはじめとしたメールソフトはメールのフィルタリングに関して多くのアルゴリズムで対応しています。最近はスパムメールでHTMLが多用されるようになっているので、みなさんがHTMLメールでメールを配信することで、そのメールが振り分けられてしまう可能性があります。 参考記事 メールがGmailの「プロモーション」に行ってしまう理由とその解決方法10個
- テキスト読み上げにも対応しにくい:テキストベースではなく、画像とコードで構成されているHTMLメールは、読み上げツールで正常に読まれることが難しいです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回の記事でまとめた通り、どちらのメールもメリット・デメリットがあります。理想的にはマーケティングメールはHTMLで送信したいところですが、あまりにもデザイン等に懲りすぎるとスパムとして扱われてしまう可能性もあります。なので、アイディアとしてはテキストメールにURLを貼っておき、その先のランディングページでしっかりと訴求するなどの方法がいいかもしれません。
ちなみにですが、Gmailの「プロモーション」タブに振り分けられてしまう原因などについては、こちらでまとめておりますのでご参照いただければと思います↓